「デート・ア・ライブ 19 澪トゥルーエンド」の感想
*この記事にはネタバレが含まれています。
こんにちはこんばんは。最近プリコネRというソシャゲを始めました。今までこういったソシャゲには手を出してこなかったのですが、何の気の迷いか、今ではすっかりハマっている体たらくです。なんと言っても天下のサイゲームスが作っているだけあって、完成度は高いと思います。その魅力は、売りにもだしている美麗なアニメーションではないでしょうか。こちらはウィットスタジオが手掛けているだけあって、驚異のクオリティです。キャラが可愛いのも大きなモチベーションであり、細かなアニメーションも合わさり目を奪われることが何度も。ちなみに好きなキャラはサレンです、よろしくお願いします。一番最初に引いたキャラであり、今では欠かせないサポート要因となってくれています。まだ始めて1ヶ月程度のため、彼女の支援を活かせるキャラを育成したいと思います。ちなみにハロウィンシノブは引きました(小声)相性抜群だぜウェーイwww
さて、今回は僕が初めて自分で選んで読み始めたライトノベルシリーズであり、この道(オタク道)に引き込まれた理由の大部分を担っている「デート・ア・ライブ」シリーズの最新19巻です。なんなら僕の人生を動かしたラノベと言っても過言ではありません。加えて内容の方では17、18巻の流れから続きが気になること一日千秋の思いでしたが、よーやっと発売された新刊。...いや、本自体は8月には読んでいたんですが、まあ僕の執筆スピードやリアルとの兼ね合いがうんぬんかんぬん。それにしても、橘公司先生の執筆ペースは安定していることが素晴らしい。あまり新刊を待たされた記憶が無いですね。ただし、少し前から隔巻でアンコールの刊行が定番となりつつあります。もしや、これも橘先生に騙されて(ここで文章は途切れている)
デート・ア・ライブ19 澪トゥルーエンド (ファンタジア文庫)
- 作者: 橘公司,つなこ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/08/18
- メディア: 文庫
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では内容の方へ。1巻からの永遠の謎であった「始源の精霊」の正体については、よーやく様々なフラグが回収されたと言ったところでしたね。1巻の士道が初めて令音さんに会ったシーン、分厚いくまやツギハギだらけの人形、劇場版でのケルビエルや万由里を知っているかのようなそぶり、そして村「雨令」音という名前。そんな令音さん、もとい澪の遠大な目的がデートという作品の根幹を為していました。実質もう一人の主人公であったと言えるでしょう。バレットもいいですが(狂三については後述)、澪を主人公としたスピンオフが展開されてほしかった気持ちもあります。内容が内容だけに、アンコールへの「澪」としての登場は難しいですが、令音さんとしての活躍は少なくてもいいので見たいですね。
前半の令音さんとのデートでは、これまでにもちょいちょいアピールされていた彼女の魅力が目白押しでした。いやああれですね、昔は令音さんのことなんかなんとも思っていませんでしたが、いざデートされると考えを改めざるを得ませんでしたね!細かな所作に気配りや気品が感じられるのがポイント高かった... 出掛ける前の手を差し出すシーンとか、旅館へ向かう途中のタクシーの運賃のくだりとかすこ(マニアックが過ぎる)。それと、心なしではなく士道くんの応対がしっかりとしたものになっているのに成長を感じられました。相手が大人の女性ということや、見知った顔だからということもあるでしょうが、それでも1巻のころとは比ぶべくもないと感じられます。肝心のデート内容も、二亜とは違ったベクトルでムーディなものでした。そもそも旅館ってなんやねん。学生が行くデート先じゃないだろ!備えつきの露天風呂ってもう完全に18禁同人の導入或いは行為真っ最中(ry ウオッホン、ともかく彼女とのデートは短いながらも暖かいものでした。...終わりを告げるその時までは。
迎えた後半、言いたいことはいくつかありますが...まず言いたいのは狂三の扱いですよ狂三!せっっっっかく16、17巻で正ヒロインとしての地位を作り上げたと思ったら、肝心のキスシーンがあれですよ???もっとこう...ねえ?あれじゃあ「この娘はあくまでサブヒロインですよw」と明言されているようなもんじゃもん!ラジエルをパクったのとかダメでしょ!あれじゃあますます二亜のアイデンティティがクライシスじゃないですか!ちょーっとフィーチャーし過ぎたからって、きょうぞうちゃんsageが酷いんじゃあありませんか?僕としてもワンチャン狂三ルート来たか?とか思っていたのになんてこったい。彼女の敗因は場を暖め過ぎたことですかね。(正直狂三のキスシーンはイケメン度高かったのは否めない)
もちろん、今巻はあくまで澪のお話。狂三はサブなんですよ(笑)18巻では、始源の精霊の名に恥じない圧倒的な強さを見せつけていました。...ていうか彼女の操る天使かっこよすぎでしょう!死の天使、法の天使と来て無の天使、あまりにもカッコいい。瞬閃轟爆破の次くらいにカッコいい。秘められた厨二心がくすぐられること受け合いですね。それはさておいて、士道くんが澪に二度目のキスをした後、アインソフ内に幽閉されたところは笑いました。いつぞや、アイザックのベルゼバブにも閉じ込められたことがありましたが、その時にももう一人のボク...もとい創作上の士道に出会っていました。彼はそろそろ本物のドッペルゲンガーに会うのではないでしょうか?彼らのダブルデート(?)は士道&真士の対応力の高さにより、さながら本当のデートのように見えたのが面白い。すいません、澪の海水浴と令音さんのビーチバレー中の描写を詳しくお願いします(( ̄_| あと現実に戻る直前に令音さんが士道にハグを迫ったのも面白い。澪と真士に影響されたのもあるでしょうが、「村雨令音」という人格が「五河士道」をしっかりと許容してくれたのだと考えると胸が熱くなります。
最終盤にて。にしても士道くんのイケメン度も上がりましたね~。初期の頃は言われるがままに精霊を救っていた感が強かったのですが、7巻くらいからでしょうか。前線に立つ機会が増えて着々とイケメン度を積み重ねてきました。アインソフの中から出てきてアイザックに啖呵を切るシーンとか、惚れた(真顔)そして304ページの「ーそう。男の子ならば、女の子にみっともないところは見せられないのである。」とあったじゃないですか。これ以上に彼の魅力を表す文は無いと思うんですよね。世界を救うためだとか、そんな大義な目的よりも、こちらの方が彼らしさを表現しているようで好きな描写です。そして澪の最期。彼女の本当の望みが示唆された以上、どこかで予期していた部分もありますが、どうしても切ない。真士への亡執で生きてきた彼女が、士道との会瀬を重ねたことで変わった事実にはクるものがあります。澪としての人格が強く出ていましたが、令音さんとしての記憶・アインソフ内での会話が最期の彼女を作り上げたのでしょう。...これ以上とやかく言うのも野暮ってもんですかね。
他に細かなところだと、やーっと二亜ちゃんが活躍できましたね!扱う天使がチート級なため仕方ありませんでしたが、これならセーフ。今までただの賑やかし要因だった二亜...なんて不憫なヒロインなんだ。二亜と言えば、フラクシナスが改装されてからキャラとしては登場していましたが、ついに鞠亜の友情出演です。これまでファントムの仮の姿として凜祢、ニベルコルとして鞠奈が登場していたため、ゲームをプレイしている人にとっては嬉しいものでした。この調子で万由里や凜緒もオナシャス!(たぶんその前に完結する)
それでは最後に、恒例となりつつある好きなキャラを紹介したいと思います。ここで言う好きなキャラとは、「メインヒロインとしてフィナーレを迎えて納得できる娘」という定義に基づきます。まずはー、四糸乃!2巻を読んで以来僕の嫁として心に在り続けてくれています。いやもうガチで可愛いったらない(語彙力)。2巻の攻略回は言わずもがな、3巻の控えめな挨拶をするシーンとか、アンコールで伝説を築き上げたおしりぺんぺん、10巻から始まった四糸乃×七罪のコンビなど。数え挙げればキリがありませんが、彼女のキュートな仕草に癒されること幾星霜。この娘の魅力は「小動物のような庇護欲をそそる姿、そして以外な積極性」と言ったところでしょう。次に二亜。橘先生がおっしゃる通り、後半に登場するヒロインに連れてアクの強い(=万人受けしない)キャラになっていきましたが、そんな中僕のドストライクだったのが二亜です。眼鏡・緑髪・短髪・控えめな胸部と、外見だけでも濃いキャラですが、性格に至っては凄絶の一言。それがいいんですよ!完全に完璧に全璧にストライクゾーン一直線だった。士道のことを「少年」呼ばわりする所とか、マニアックすぎてやばいですね☆ 彼女とのデートを無限に見たい。めちゃくちゃ疲れそうだけど。...冷静に二亜がメインヒロインだったら暴動が起こるだろうなあというのは置いといて。あとは...本編からはズレますが、凜祢と万由里もめちゃんこ好みです。詳細はゲームや映画の内容にも関わるので控えますが...まあ何も言わずゲームやるなり映画見るなりしてくれ(適当)僕から言えるのは、凜祢のルートに入るのが異常に面倒なのと(その分感動もひとしお)、特設サイトで行われた人気投票で1位を獲った万由里のショートストーリーがガチで可愛いってことですかね。あとゲーマーズだったかな?であったデートの画集発売記念のサイン会で橘公司、つなこ両先生とお会いする機会があったのですが、好きなキャラに凜祢や万由里を挙げた際に、橘先生から「これ(画集)に書き下ろしたSSに彼女らも登場するので楽しんでください」と言っていただけたのが印象に残っています。家に帰ってから読んで、悶絶したのが記憶に新しいです。
*追記:この記事を書いた後、もののついでと画集のSSを読み返したら案の定身悶えしました。万由里と凜祢可愛すぎひん???
極論、僕にとっては可愛いキャラがたくさん出てくればいいのでは!?説を提唱したいと思います。ではまた会う日まで。