叡智と探求の白メガネ

気まぐれで読んだ本・プレイしたゲーム・見たアニメなどの感想を呟いていく予定です。

「SHINY STAR FESTIV@L 02」の感想

*この記事にはネタバレ(?)が含まれています。

*この記事は2019年12月に投稿したと思い込んでいたものの出来ていなかったため、20年11月に改めてアップしたものです。現在とは異なる解釈、感想が含まれます。

 

 こんにちはこんばんは。今月のクラバト、なかなかすごいラインナップですね…… 前中衛を破壊してくるゴッドバード或いはデスフェニックススカイワルキューレ、UBがキモすぎる鹿スピリットホーン、唐突に黒星とかいう謎要素を持ち込んできた馬&犬サジタリウス。特にサジタリウスが意味不明。黒星の追加条件がブレイクとかいう乱数要素(?)なのに2つ以上乗ると、コロ助すら即死するから恐ろしいのなんの。その上ステータスやギミック的に物理パで来いって書いてあるのに暗闇付与するのやめていただけませんかね。果たしてウチのクランは150位以内に入れるのか……?

 

 さて、今回は先日行われたシャニマスオンリー同人誌即売会、「SHINY STAR FESTIV@L 02」通称SSF02で手に入れた戦利品の感想をやっていきたいと思います。シャニを始めたのは今年の初夏くらいなのですが、最近になってようやく真面目にプレイし始めました。ワイはPatissierちゃう、Producerなんや。担当は摩美々、推しは甜花ちゃんですどうぞお見知りおきを。いやでもカップリング厨的には甜花ちゃん×なーちゃんか…そんなこと言ったらきり×こがとかきり×みねにじゅり×なつ、かほ×なつなんかも捨て置けないしな…… 順番はかなり適当、一応ユニットごとにまとめはしましたが…

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これは会場の外で見かけた野生のピーちゃん

 まずはアンティーカ。1.5周年の感謝祭、朗読劇からNEO THEORY FANTASYへの入りがすごく良かったよね…てや↑~ん(挨拶)

やどけろ/やどけろ「VS L'Antica」「まみみですけどー」

 天才かこの人???確かやどけろ先生は、夏コミ(C96)で笹弘先生の本のゲスト絵で見かけてチェックし始めたハズ。ほんと最近。新刊の表紙を一目見て、初めてメロビ三峰のイラストを見たときくらいの感動を覚えたね。正方形の本自体は何度か見かけたことがありますが、サラサラな紙とミシン綴じでオシャレレベルがアップ。コンパクトなサイズ感もポイント高いですね。9月にあった歌姫庭園の本もすごいですよ、表紙デザインがマジで秀逸。ピンクと紫のドギツい文字色(摩美々カラー)ですが、背景が真っ白しろなおかげでシュッとした印象を受けます(小並感)表紙ばっかり言っていてもしょうがないので内容へ。

 ということで新刊。天才か???ゲーム内のカードから始まり、民族衣装、季節、CMYKカラーモデルをテーマにしたシリーズと続きます。なんかサイズ的にも、最近のソシャゲのキャラ絵みたい(褒めてるのか?)せっかくだから各シリーズから1枚ずつお気に入りをピックアップしていきましょう。

まずは、う~ん…雨色三峰かな!ほとばしる水属性感がすごい、ポジションは物理DPS。メンタルを削って思い出に浸っちゃうゾ♡ …アホか。水たまりを踏み抜きながら笑いかけてくるのが可愛い。にしてもside:kを見た時にも思ったんだが、めちゃんこ脚の線が綺麗だよなこの娘。

次は民族衣装、ここはこがたん。オクトーバーフェストをモチーフにしたと思われるバックに、ドイツのでぃあんどるを着こなしちゃうなんて素敵ばい!でも彼女のことだからビールとか運んでもすぐこぼしそう。そしてビールをかぶって酔っぱらっちゃうまでがテンプレ。こがたんノックアウト!あとお尻がいいよね樽になってしかれたい

次に季節、摩美々じゃな。こんな雪が降り積もるような真冬に出歩かなさそうな彼女ですが、おおかたアンティーカのメンバーにでも誘われたのでしょう。もしくはお仕事?完全防備のもふもふスタイルでふらふらと。野生の鳥とかトナカイとか見てニマニマしてるのとか想像するといいよね…… 摩美々!トナカイがおるばい!お~い!あっ、驚いて逃げちゃったけ~ん…… 

最後にCMYK、ここは霧子だね。僕は女子のロングパンツが性癖なクチでして。ふだんふわふわした服を着ている娘だとなお良い、というのは万国共通の認識でしょう。…ですよね?そんな中このCMYKコレクション!いい…あまりにも…(語彙力)中でも霧子のインパクトがやばい。普段の柔らかな彼女からは想像もできない、イタリアンマフィアを思わせる睨眼にしびれる… あと背景も凝ってていい… 全シャニPはこの本を買ってくれ… 

 どうでもいいけど「まみみ」を「摩美々」に変換するのが面倒くせぇ!ここまででPCとタブレットスマホに辞書登録したよチクショウ!(時間が空いた時に色んな端末で執筆しているため)

 

ショーンP/うろんな地図 「まみみめも」

 まずタイトルの付け方が天才のそれで笑った。まみみ‐めもでもあるし、ま-み-み-め-もでもある訳だ。あと書き込みがすごいよね、情報ドランカーにはたまらない。表紙も裏表紙も、意味がありそーでなさそーな記号が敷き詰められててエモいね~。曰くボールペンで描かれているそうですが、よく線が潰れないもんだと感心しきり。では内容へ。オムニバス形式ということで、特に気に入ったお話に一言ずつ。

 目次の入り方も天才。Pさんから仕事のLINEが来て、「そのまま始まるのかな?」と思ったら開いたメモ帳が目次になってる!オサレすぎてエグいなおい… てことでまずはこがたんとラーメン。確か闇鍋まみみのコミュでしたっけ?あれでも2人でラーメン食べてましたよね。ヤサイマシマシばい!……今回はマシマシじゃないけど。幸せそ~に食べるこがたんも、それを楽しそうに眺めるまみみも可愛い。6ページの妄想こがたんもバブみに溢れてていい…… てかパープルミラージュのコミュでもPとラーメン食べていたよなまみみ。あのコミュもいじらしくてすこなんだ……

 次は猫を撮る三峰を撮る摩美々。猫ちゃんを捉える三峰に忍び寄る影。摩美々の神出鬼没な感じが出てて面白いよね。この2人の距離感もいい…気が置けないでフランクにちょっかいを出し合うのがいい…… んで三峰ご自慢のカメラで猫ちゃんとパシャリ。…にしてもこの猫人懐っこいな。14ページの、まみみおきない……で見たような彼女を見つめる三峰の心境やいかに。♪ね~こはこたつでまるくなる~超どうでもいいけど、クレヨンしんちゃんの組長先生が写真コンテストに応募する回を思い出した。撮るものは撮られるものなのだ。

 最後に語るべきは摩美々、放浪する。原作とは趣が異なり、めちゃくちゃファンタジー調のストーリーだったのが印象的。てかこの本が全体的にそんな感じだよね。聖蹟桜ヶ丘ってこんな街だっけ?と思う……あれだ!ジブリ映画に出てきそうな感じ!雑多なモノであふれていたり、見覚えがあるようで無いような街並みというのがどことなく不安や恐怖を煽ってくる。モンスターアンティーカのおかげで帰ってこれた訳ですが、三峰(?)が去年のハロウィン衣装をオマージュしてるのおもろい。あと甜花ちゃんとの会話もいいよね…よく考えてみたら摩美々の方が1個上なのがエモい。 摩美々のことを苗字で呼ぶプロデューサーっているのでしょうか?おシャニは公式で他のユニットとのイベントもあったりするから、色んな妄想が広がったりしていい… だからはやくイベント産カードを復刻してくれ、コミュが見たいんだが?

 全部のお話について話すことは出来ませんでしたが、どれもクスッと来たり少し不思議な感情を抱かせてくれたりと、面白いの一言で表すには足りない1冊でした。お話ごとの間にある、後日談というか幕間的なのもいいぞ。27ページのバーサーカー霧子で1番笑った。霧子はそんなこと言わんばい!ふと読み返して気づいたのですが、最初と最後のメモのフォントが違うのはどういうことなんですかね。単に新しいメモを開いたとか?アンケート用とのことだから、区別するためにとか。

 

はねつか/おくとぽーでの器「SIDE:K/Y」

 この二人尊すぎでは?ssf会場をふらうらしていた時、ふと見かけた表紙にビビっとキたため購入。一目惚れって結構当てにしていて、自分の本能が訴えかけていると言っても差し支えない。長年で培われた経験をもとに、カンというのは育まれるのだ。なのに、だのに…!既刊を買うのを躊躇ってしまったのだこの男…ッ!この業界、「買わずに後悔するなら買って後悔しろ」と言われているのに… 馬鹿なヤツだぜ。まーじで今この文章打ちながら鬱ってる。フゥ、気合を入れ直して本編へ。

 にしても霧子って娘の存在が尊すぎる… 9ページの19年版水着霧子とかやばいべ、海であんな娘見かけたら卒倒する自信がある。流石はアンティーカが世界に誇るヒーラー。なのに卒倒するって…ホーリーを覚えた白魔か? 10ページのライブ衣装欲張りセットもいいね。やはり王道の霧音燦燦がナンバーワ"""ンと言いたい、がpSRの衣装も衣装も個性に溢れてていいんだよな… 伝伝心音や天天白布のメルヘン系、包帯組曲と白白白祈みたいなゴシック系統、いずれも違った方向から霧子の魅力をアプローチしてくるんだ。あでも、イノセントセーラーも捨てがたい。もう少し早くシャニに触れていたら買ってたと思うんだけどな… 復刻はよ みんなの好きな衣装とかあったらコメントでもくださいな!

 他だとそうですね、15、16ページの一連の流れとか好き。アンティーカの中では一応最年少の霧子、彼女のお姉ちゃんと呼ばれる三峰が羨ましすぎる… かー!卑しか女ばい!見んねきり…きりこ?なんばしよっと!? 顎クイされる霧子が可愛いんだまた。三峰じゃないけど、マジでイケナイ事してる気分になってくる。

 シャニを始める前と後で、一番印象が変わったのがこの霧子って娘かもしれない。最初はもっと、こう、今で言うなら凛世ちゃんみたいな感じの娘をイメージしてたんね。が、いざプロデュースしてみると霧子ワールドという深淵に囚われていきました(?)わからん!幽谷霧子という少女がどんな少女なのか、理解が及ばないってレベルじゃない。なぜアイドルになろうとした・どこに住んでいるかという基本的な所から、「さん」付けの基準咲耶さん=エンガワさん>恋鐘ちゃん)、果てはPラブ勢なのかどうかなど。プロデュース、サポートカード問わず、コミュを読めば読むほど幽谷という名の谷底に落ちていゆく。霧子、君は本当に存在しているのか?

 んじゃ次は三峰。正直に言えば、僕は三峰というアイドルに魅力を感じないんですよね。アンティーカでおちゃらけているキャラはおもしろいのですが、Pたんに対する曲がりに曲がった親愛表現が好きになれない。とはいえ、この本にはPたんが出てこない安心設計。ヨシッ!(画像略)んで三峰と言えば、やっぱりノットイコール(以降≠)。実はこがたんと並んでアンティーカ年長組である彼女。その隠れた(?)お姉さん属性を発揮し、ちょっぴり背伸びしている感じがいいんだこれ。ライブ衣装もカッチョイイし言うことはない… あと思い出の足がえっちぃよね まあ≠持ってないんですけどねガハハ!ちなみに1番印象深いのは20ページ、三峰思い上がり過ぎた感じ?w 自身の魅力に無自覚な霧子、破壊力がヤバいですね☆ あわれ三峰、摩美々や咲耶を相手にしている時とはまた違ったやりづらさがあるんだろうな… 

 

 ストレイライト。何というか……歪な歯車が奇跡的に噛み合って動いているみたいな印象のユニット。

ED/EDGE「実在性 黛冬優子」

 オフ〇コ!?…失敬、口が滑りました。いや伏字にしただけでふゆこのpSSRのカード名だから!他意は無いっすよ冬優子ちゃん!…ED先生はC96のなーちゃん本で知った方でして、今回は冬優子本を出すと聞きすっとんで行きました。今思うと始めたばっかのゲームの同人誌買いに行くってなかなかいいメンタルしてたな。

 中身の方ですが、「冬優子がアキバにいる」のではなく「アキバに冬優子がいる」といった表現の方が正しいように思います。秋葉原というオタクの聖地に、消費者としてなんの違和感もなく紛れ込んでいるアイドル。それは黛冬優子の持つ特徴なのか、はたまたED先生の表現技法が為せる技なのか。ともかく、この本はアキバを散策する冬優子(とプロデューサー)の一瞬を切り取ったような、ともすれば動的とも言えるような瞬間を味わえるイラストが集められているのです。冬優子は実在するんだ…

 イラストに添えられたED先生のコメントもまたすごいオタク感にあふれた世界が広がってました。…もちろんいい意味ですよ?なーちゃんの本の時も思ったのですが、ED先生の描く本は確固たる自分の世界が広がっているように感じます。拘りが強い職人という印象で、独自の解釈を信じてやまない感じがいい。エロゲのくだりとか一生笑って読める。冬優子も特典とかを吟味したうえでゲーム買っているんだろうな… 

 

 放クラ、それはギャグかシリアスに極振りすることしか許されない脅威のユニット。だいたい果穂のせい。

しょたん/昼星「マイ・ガール!マイ・ヒーロー!」

 さー読むべ言うて開いてめくって、モブ男くんが出てきておわああああああ果穂の男女恋愛はやめろおお!って言いながらブン投げた(283流ジョーク)果穂はな、果穂だけはだめなんだ…… 百歩譲って相手がプロデューサーさんならいいが、何処の馬の骨とも知らんガキンチョに果穂をやるものかい!五色でも水色でもなく灰色感情爆発!悪・即・斬!壬生の狼を怒らせるとどうなるか、思い知らせてやる……

 さて前語りはこの辺にして、急転直下のごとき心身の乱れを生じさせながら読んだ本作、まああせったのなんの。モブ男くんを討滅するか悩んだ前半と、果穂の危うさと尊さにヴォエ!ってなった後半。読後の今となってはすっきりとした気分…いやそうでもねえわ、いまだ荒れ狂う臓腑が訴えかけてくる。そりゃ窓辺サイレントタイムを見た時の痛みが蘇るわ...… 果穂の「幸せな今」を大事にする気持ち、大崎さんちの妹さんに通ずるものを感じますよね… 

 ここからはもう少し細かく掘り下げていくとして、まずは問題の冒頭のシーン。チョコ先輩と一緒に作戦会議の一つもしたくなりますよ!なんやこのクソガキ。果穂を汚す奴は粛清してやるわ。天が為さぬのなら俺が誅する、人誅の時間だ...…虎伏絶刀勢! ひとしきり悪態もついたところで、このモブ男くんの役割について少し。果穂は彼の告白によって大きく心を揺さぶられる事になったわけですが、自分の気持ちの正体に気づいていなかったんですね。モブ男くんは明確な恋心を抱いていたと思いますが、果穂が感じたのは戸惑いでした。そも彼が育んだ恋心は、同じヒーローに憧れる同好の士だったのがいつのまにか…という感じのアレ。果穂とはヒーローごっこに対する熱意が違うんだよ、熱意が(なおサッカーがどうのこうのみたいなくだりでフォローされてたりする)果穂は「今」を大事にしているがために、凛世が恋を川に例えたのを恐れたわけです。もしも恋を知ってしまったのなら、他のことは二の次になってしまうのではないか?そんな不安が膨らんで行ったと。大人になるってことは何かを諦めるということ、とは誰が言ったものでしょう。果穂...… 見てるこっちの胸が痛い…... その分、放クラのみんなに胸中を吐露し、救済を受ける時はカタルシスもクライマックスです。ここの夏葉さんがカッコイイのなんの。果穂にとってのヒーローはジャスティスⅤだけじゃない。それはアイドルになる前とは確かに違うことで、されど不幸な事ではない。言外にそんなことも伝わってきました。オレ、放クラのこと好きだわ…... 

 

ゐぬゐ/byte./戌は居ぬか?「ムテキノヒーロー」「なついろ、ラストワークス。」

 時代はかほなつじゃーい!…...はい。ということでなついろ、ラストワークスについてです。ムテキノヒーローの方もそれはもうノスタルジーを感じさせる素晴らしいお話でしたが、今回はより心を惹かれた一冊について綴りたいと思います。ちなみに、どちらも会場で一目見てビビっと来たためゲット。よくやったあの時の僕…...!

 何がスゴいってね、長い。べらぼうに気合いが入ってるんですよこの本。70Pもあるので当たり前と言えば当たり前。フツーの本ならラストの夏祭りを描くのが関の山かと思いますが、そこに至るまでの過程が死ぬほど作り込まれているんですよ。例えるのならば「WING優勝」という、絶対的なゴールを目指して奮闘する本編ストーリーみたいな。これは並大抵の決意では本にならなかったと思いますことよ。

 さて本編、感情が爆発しているうちにクライマックスから行きますよ~。全体では序破急の破に当たる部分、放クラのみんなでプールに行った帰りの所です。それまではうやむやにされていた夏葉の想いが、踏切のシーンでハッキリと明示された事で転がり回りました。一連の会話と、夏葉が手を握り返せていないので更に悶絶。アイドルってのはなんとも生きづらい職業なんだと痛感しましたね。

 そして序破急の急、夏祭り!花火!!チョコパイセンが目尻に涙を浮かべているのを見て、そういうADVゲームのtrueエンドみたいだな~なんて。さておき、智代子と凛世の機転により夏葉と二人きりになった果穂。そこだ、行け!ゴール!!って感じ。これで良いんだよこれで…… よーく見るとサブタイトルも捻りがあって、最初の「Q.What did the fireworks say?」に対して「A.The fireworks sayd"_________".」。ここでの花火が何を指しているかは、読む前と後で受け取り方が変わりましたね~。完璧な筋書きだぜ……

 少し落ち着いたので伏線の回収も兼ねて最初から振り返り。冒頭の放クラ作戦会議の陣、ここでちょこ先輩(&凛世も?)は果穂の想いに気づいていたんですね。これが後にプールの帰りや花火大会で、二人きりの時間を作るきっかけになってたと。流石は縁の下の力持ち。全体を通して影の立役者とも言える立ち位置であり、ゐぬゐ先生の愛を感じられます。ちょこ先輩はー!ご飯をいっぱい食べまーす!!!(誉め言葉) 次に果穂の誕生日会。果穂の頬に触れて赤くなっていた夏葉ですが、この時点ではガチの不調と取れなくもない判定でした。しかし後の踏切のシーンから、夏葉は自らの感情に無自覚だったことが判明し不調説は爆発しました。そういうとこだぞ夏葉。あと夏葉の誕生日会。果穂が後ろ手に隠していたものの正体はラストで明かされたわけで、彼女の苦悩と決意が時間という重みを伴って感じられました。これぞ二次創作って感じですわよね~。

 

 アルストロメリア。ツッコミ不在という、組み方を間違えてしまったユニット。

夏目/HYBRID RAINBOW「秘密の夏メモ帳」

 アルスト…ロ…メリア? いや表紙は甜花ちゃんだし。にへへ…... 内容は極めてオタク向けの攻略本といった体。ようやくtrueも安定してきて、グレフェスに手を出し始めた僕(19年11月現在グレ5在住)にはまさしく千金に値する情報の山。フェスアイドル育成と言えば感謝祭という昨今、なんの気なしに手に取ったこの1冊が日を経るごとに重みを増しているように感じます。このゲームググッてもロクな攻略サイト出てこないんだもん。

 まず最初にして最大のポイントとして、感謝祭におけるアイデアの重要性。矢印2本の重みが想像以上のもので、「最初のページを」「矢印2本で」「なるべく1週で」埋めるべきという定石を得ました。まあ定石というのは往々にして外すものですが。今では星3ノートのメインアイデアを蔑ろにすることに苦痛を覚えるほど。SPノートがドロップしないことや配置の悪さを嘆く前に、準備するべきことがあるというわけですね。とはいえ星3ノートなんて1冊埋められれば上出来なんです!

 続いてパッシブスキルの価値、及び思い出アピールの決定力。これはガチのマジで初耳だったんですが、グレフェスって思い出に命を賭けるものなんですね。今までアルストで適当にVoDaViそれぞれの得意っぽい札を敷いて、得意属性に突撃~!だらだら甜花ちゃんはSRなのに渾身5倍!スゴい!ってやってましたが、今考えればちゃんちゃらおかしいことしてたもんだと。冷静にこのゲームの計算式とか見てみると、パッシブってめちゃくちゃ大事じゃないですか。アピール倍率も判定もバフも全部乗算ってどうなっとんねん。例えば流行りの編成紹介であげられていたノットイコール三峰の思い出なんか、Da100%のパッシブが1枚発動したら「思い出本体+Da2倍追撃+リンクDa最大4倍追撃」それぞれにバフが乗るから300%ぶん、いや各基本値を考慮したら実質その何倍もの貢献をしているってことですもんね。そりゃ追撃付きの思い出、高倍率のパッシブって大事に決まってるじゃん。...…なんでこのゲームダンスしか100%パッシブ無いの?

 

 見直したらイルミネがハブられてて泣いてます。いやアンティーカ担当だから仕方ないんや…… ではまた会う日まで。