叡智と探求の白メガネ

気まぐれで読んだ本・プレイしたゲーム・見たアニメなどの感想を呟いていく予定です。

「コミックマーケット97」の感想 ~シャニマス2次創作編~

*この記事にはネタバレ(?)が含まれています。

 

 こんにちはこんばんは。おおよそ5か月ぶりの更新で、気づいたら2020年になってました。あけましてー。シャニマスの方では初めてグレード7に到達することができました、ありがとうフィドルファドル。担当の限定が強いのはありがたいことです(パープルミラージュさん…)ただまあ恒常の凸が全然進んでないので、パッシブや上限がしょぼいのが難点です。ここはサンタ三峰を頼りにするしかない。画像のような編成でやってるのですが、霧子を夕音鳴鳴(1凸)にしたり、咲耶を秘めやかファンサービスにしたりと気まぐれ。スコアを見れば分かる通り、現状は6と7を往復するのが精一杯です。グレ7でフェスマどうやって取るんねん。

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 さて、今回は先日行われたc97で手に入れた同人誌の感想をやっていきたいと思います。当たり前のように量が膨大なため、最近ハマっているシャニマスのみで。ちなみに順番は例のごとくユニットごとです。イルミネ→アンティーカ→放クラ→アルスト→ストレイ→R-18。とは言え合同誌やまとめ本みたいのもあるので、結構アバウトにくくっています。出鼻を挫くようですが、なんと過去最高13000字弱あります(白目)そりゃ時間かかるわ。時間と心に余裕がある方のみお進みください…

イルミネーションスターズ

DROP DEAD!!「Merry Shiny P@rade.」

 いきなり合同誌なのは、配分の都合というか、予想に反してイルミネが0だったからというか。表紙はイルミネだからセーフということで一つ。前回の夏に続き今度は冬をテーマにした合同誌ということで、各ユニットのある冬の日が描かれていました。冬、どがんね~?では本編へ、それぞれのお話について一言づつ綴っていこうと思います。

 ロケストロメリア♪:甜花ちゃんのオーバーオールスカート(で合ってるよな?)が可愛いな☆ セリフが少なめで空気感を楽しむ前半と、それらを振り返るような後半の温泉パートとでコントラストがはっきりしていた印象。不思議なことに、足湯を満喫したはずの大崎姉妹のイラストは無く、行かなかった千雪さんがイラスト(妄想)を得ている奇妙な事態。アルストならではの、にへにへとしたアトモスフィアが形になっているように思えました。4コマしか出番のないプロデューサーさんが迫真のおっさん父親臭を醸しているのも深いね。

 センチメンタル・ラビット:Pこが…か?僕の中では7:3くらいで悩み中(Pこがかそうでないか)、有識者の方に問いたい所。何がここまで複雑にさせているのかと言えば、こがたんの意志が不透明ということ。順当に考えればPこがなんですよこの話。そもそも、モブ男に触発されてクリスマスの相手を意識するわけですが。翌日の行動から見ても明らかなように、彼女は聖夜をプロデューサーと共に過ごしたいと思っている。その数日後の摩美々リーク(これ摩美々は分かっててやってんだろうなぁ…)に対する反応も卑しかレベルを上昇させていますね。と、ここまででは普通にPこがなわけでして。でもな、こがたんは「アンティーカで集まれないから」プロデューサーと過ごしたいとも言っている。つまり前提としてアンティーカの方が優先順位が上なんですよ彼女の中では!じゃあPこがじゃないじゃんと言われればそうなんだけど…(以下ループ

まあ考えすぎなんですけどね。こがたんが可愛い、それでいいじゃないか。アグレッシブな彼女のいろんな表情が見れて幸せですよ僕は。どうでもいけどノーマルコミュニケーション取ったPたんとパフェ取ったPたんの対比すこ国民的アイドルの出身地、だろ~good communication~

 あなたを想う、七彩の夜に:かーっ卑しか~!灯織の妄想力ほんますこれる。あれだよね、お弁当と言えば「手作りの心遣い」いいよね… シャニの中では結構正統派寄りなイメージと思っていた彼女ですが、だんだんいるだけで面白いネタキャラに見えてきて困惑中です。283の蒼き狂犬、餃子パリッとさせたがっている灯織、キキー!ドンッ!の灯織。みんな違って(同一人物です)みんないいんだ…

そんな灯織がプロデューサーに贈るプレゼントを悩むお話。最初にも言ったけど妄想灯織がほんまに可愛い。付き合う段階をすっ飛ばしていきなり結婚生活なのも、意外な我の強さをアピールしてていい。目に付いたアイテムが弁当箱だったからってのもあるだろうけど、にしたって差し入れで持ってくべとかじゃなくて同棲済みなのが強い。にしても結局灯織は何を選んだんでしょうね。師走を体現する人にはヒーリングCDなんかな。あえて明かさないみたいな終わり方だったから、自分で妄想するのがオツってもんでしょうか。何貰っても嬉しいと思うけどな!

 Stray FUYUKO 通:一番気になる終わり方をしたと思ったお話。18禁なのに凛世とチョコ先輩も読んだんかな… コミケに一般参加していたのも束の間、気づいたら個人誌を発行する域にまで至っているなんてさすが冬優子。いつも通りわちゃわちゃしてるあさひと、それを抑える愛依達との絡みもいいですが、この話の本質は別にあるんですよ。そう、それは冬優子の心境の変化。前作ではあさひと愛依(主に前者)から逃げることに必死でしたが、今回は戸惑いこそすれどふたりに打ち明けようとした。しかも「ある意味家族よりも熱い絆で結ばれた仲間」ですよ?エモい… プロデューサーさえ来なければなぁ、激エモシリアスストーリーに早変わりしたんですが。南高春告先生だし。プロデューサーが着てるPの字入りのコート、これがホントのPコートってかガッハッハッ!(台無し)

 大晦日だヨ!全員集合:うぅ…急に胸の辺りが苦しい… 前回がほのぼのしていたから油断した… 最初の方は良かったんだ、2ページ目の満開の笑顔を見せる夏葉2連打とか見てるこっちも口の端が上がってくるし。てか前半は夏葉さんがお茶目過ぎでは?これがね~、やっぱ果穂なのよ。見ない顔ですねぇ…とかやってる場合じゃない。3人が帰ったあと目を覚まし、訥々と夏葉に語る抱負。先に進むことを恐れずいつか来る未来を口にする者、それを肯定し先導する者。二人の瞳には同じ景色が広がっていたのだと思います。ほんとこの二人の絶妙な距離感なんなんだ… やっぱり放クラは心臓に悪い…(書いてたら放クライベの告知来たし)

 

たけあしろ「Tokonatsu」

 またイルミネじゃないし… いやマジでイルミネだけにフィーチャーした本が0だったんですよ。趣味が出てるね、めぐるちゃん。そんな中こちらの本ですが、コミケ5日目(隠語)にメロンちゃんを物色してて見つけたもの。季節感のまるでない、水着姿のアイドルたちに惹かれてしまいました。人ごみに紛れて汗もかいてたし、涼感を求めていたのでね。

 なんと283プロ所属の全19アイドルが全員描かれていますが、特に気に入ったアイドルが二人ほど。まずは霧子。シチュエーションが結構謎ですが、シンガポールにありそうな高層プールをイメージしました。海辺とはまた違った風情があります。にしてもファッショナブルサマーはいいデザインですよね、夢幻を思わせる彼女の印象によく似合っています。まあ霧子が何来ても似合ってるって言いそうだけど。ほっそりとした肢体にあえかなくびれ、何より深く吸い込まれるような博愛のまなざし。伏し目がちな彼女の表情から目を離せません。

 そして夏葉。なんてイケメン力が高い一枚なのでしょう。この格好で卑しさよりもカッコよさが際立つのは彼女の特権ですかね。ビターカラーのシックな水着も、大人の女性として錦上に花を添うようです。アンティーカというよりかは、ストレイライトに近い感じのカッコよさが感じ取れる夏葉でした。本当はむんさんとか樹里とか凛世とかあさひとかについても書きたかったのですが、ちょっと時間を取られすぎてるのでまたの機会に…

 

アンティー

煤川「雨色オートモーフィズム1」

 アイドルではない世界の三峰???ままま、未完結の物語に口出すのも野暮ってもんだし?僕には理解が及ばなかったね、うん。強いて言うなら、アンティーカは5人揃ってこそだよね。完成が気になるところですな。

 そんなことより(?)、コピ本のまみみねですよ!尊い。クリスマスにかなり強めの幻覚を見たこともあり(煤川先生のTwitter参照)、なんならこっちがメインターゲットでした。畳峰のまみみバージョンと言いますか。本当は他メンバーも来るはずだったんですけどね、咲耶と霧子がしっかりと空気を読んだがためにね。三峰ってPたんにスカウトされる前がアレだったから、同じユニットとは言えアイドルに迫られたらああなるに決まってるよね。まみみはワルイこ。にしてもまみみねか~、いいもん見つけられたわね。最近だとサンタ峰のさくみねが印象深かったのですが、マジで新境地を切り開きました。これが2次創作の醍醐味なんだよな!

 

mmmkawaine/uusakana「PLACE Vol.01」

 ファッショナブルサマー摩美々にやられた、この一言に尽きる。こう露出が激しいと、改めて彼女のスタイルの良さが浮き彫りになりますね。髪や水着のさし色に黄色が使われているのもオシャレ、学生の時に美術かじっといて良かった。まっさらな背景に映える紫からは、摩美々を摩美々たらしめる確固たる意志が感じ取れます。(余談ですが摩美々のコミュで一番好きなのはパープルミラージュのtrue)

 18ページの霧子も素敵。書き込みがすげえんだ。小人のような体躯と敷き詰められた植物がマッチして、絵巻物のような世界を映し出している。ジブリアリエッティを思い出したね。どことなく仄暗い儚さも匂わせるのは、霧子という少女の性なのでしょうか。あともふもふした小動物がよく似合うよね。咲耶さんと一緒にうさぎさんを愛でてる姿を想像してお腹いっぱい。

 

はねつか「L'Antica Graffiti vol.4」「あんてぃーかの休息」「ROUGH&MAKING BOOKS vol1.1」

 我らがゴッド・はねつか先生の新刊はなんと豪華三本立て。いつもながらアンティーカの「空気感」を大事にしている本で、原作のサポートアイドルのコミュを読んでいるかのように錯覚してしまいます。実はtkymの部下なのでは先生?

 落書き本ではやはり表紙&裏表紙の集合絵が素晴らしい。シンフォニックスチーム考えた人天才だよねほんと。最近アルバムの鍵を使って過去のイベストを読み始めているのですが、「廻る歯車、運命の瞬間」で衣装についてのくだりがあったんですね。そのために一層このイラストに対するエモさが増しました。クール系ボーカルユニット(笑)感がわずかばかり滲み出ている…ような気がしますねぇ。

 休日をテーマにしたイラスト本はテーマからしていい… これこそサポコミュの一幕を覗いているような本で、アンティーカを身近に感じることができます。しかしタピ霧がてえてぇんだ… 優渥なる霧子嬢にいろいろと試させてあげたくなるこの気持ち、分かりみが深い。メロビ3人衆みたいな美女たちがファミレスにいたら場違い感がすごいと思う一方、彼女らはまだ20にもなってないんだし当たり前だべ感もぬぐい切れないんじゃ。ま~ためんつゆ飲んでるこがたんすこ。

 

高垣える「Heliotrope」

 続いて高垣える先生の摩美々本。コミケの直前にアクアリオスをしばきながら宝の地図を作っていたところ、まーたTwitterで奥行きを感じさせられる摩美々が流れてきたためチェック。Twitterで地図作ってると無限にチェックポイントが増えてくのバグってるでしょ。世の中にはまだ見ぬ摩美々に満ち溢れているのじゃ…

  先生の描く摩美々は、彼女のソリッドな外見に反して柔らかな雰囲気なのが特徴的。内面が隠しきれてない演出のようでいいですよね。色んな衣装を見せてくれる摩美々ですが、WING優勝をモチーフにした一枚が精神を揺さぶってきました。初めて彼女と優勝を果たした時の震えがよみがえるようで、あまりじっと見ていると張り裂けそうな思いに襲われます… WING編が本当によく出来ているんだこのゲーム。プロデューサーのような男泣きではありませんが、画面の手前でこっちも目尻に涙を浮かべていましたよ。

 この一枚以外だと、パープルミラージュとフィドルファドルのイラストもいい。限定ってなんであんなによく出来たコミュを持ってくるんですかね?コミュの補正もあってこの2枚を選んでしまいました。フィドルファドルのイラストに添えられたコメントも共感を誘います、闇鍋上等とかと見比べると時間の流れを感じるんだ… 担当じゃないプロデューサーたちにも是非とも見ていただきたい。でも限定って担当じゃないと引けないよな高山。

 

so品「Sentimenti nascosti」

 摩美々嬢の秘めやかなる想い、あまりにもいい… こちらの作品は、コミケ5日目(隠語)にメロンちゃんを物色してて見つけたもの。摩美々担当としてのセンサーがびびっと来たのでゲットしました。タイトルのこれって英語じゃないよな、仏か伊あたりだった気がするんですが…(ググッた、イタリア語でした)放浪を生業としている(してない)摩美々が日頃何をしているか、ひとつ覗いてみましょう。

 朝。藪から棒ですが、摩美々のプロデュースカードで1番好きな私服は摩的アンチテーゼです。やっぱ制服ってのは吸い寄せられる何かがありますよねってのもそうですが、何より髪型よ。彼女を初めて見た時からそのはっちゃけた髪に色んな意味で目を奪われていましたが、どうしてこう降ろした髪に惹かれるのでしょうか。平時とのギャップでインパクト大、だってあれで学校行ってるんでしょ?パープルミラージュのTRUEに出てくる同級生になりたいだけの人生だった。閑話休題。起き抜けに携帯を確認する横顔が愛くるしい。イタズラ猫の1日が始まりを告げます。

 昼。ゲーセンを物色したりしつつ咲耶と合流。女の子が1人でUFOキャッチャーやってるのってメンタル強いイメージがあります、たぶん700ぐらいある。男ならいざ知らず、ってのは時代錯誤でしょうか。拙者渋谷や原宿なんていったハイカラな街には縁がない故、今どきの女子を知らぬ… 摩美々みたいな人いっぱいいるのかな… 咲耶に出くわしたのち、ポッキーを手に取り笑みを浮かべる摩美々。僕達は知らなかったのだ、まさかあんなことになるなんて…

 夜。闇 鍋 上 等 アンティーカが鍋を囲む姿に対する実家のような安心感は異常。とりあえずいつものって感じ。この空気感は何物にも代え難い、こがたんハウスのガスコンロになりたいだけの人生だった…(転生)今回の具材に興味津々な三峰、何かを諦めたかのような仏の眼差しを見せる咲耶、楽しくて堪らないといったばんそうこう型髪留めという謎アイテム装備の霧子、誰かさんが混ぜたイタズラに驚きを隠せないこがたん、そんな仲間に安心しきって柔和な笑顔を携える摩美々。これこそが楽宴なんじゃないか…

 どうでもいいですが、ゲーム内のグレ7にて時折so品という名前を見かけます。先生との関係や如何に…

 

放課後クライマックスガールズ

ゐぬゐ/byte.「星を縫う」

 うぅ、果穂…マメ丸… 放クラ(というか主に果穂)でお馴染み、ゐぬゐ先生の新刊は冬の日のSF(少し不思議な)ストーリー。果穂と言えばマメ丸、マメ丸と言えば果穂と言うように切っても切れない関係である二人(一人と一匹)ですが、今作はそんなマメ丸に焦点が当てられてました。エクストリームブレイクでは物理的に(?)宇宙に飛び出しましたが、今回はその兄貴分と言えるマメ吉が宙を旅するお話。ところでマメ丸って性別ハッキリしていたっけ?なんとなくマメ丸はオスでカトレアはメスな気がする…するだけ。有識者求むって感じだ。

 さて内容の方ですが、最初から最後までマメ丸が大行進。これには犬派の僕も笑顔ニコニコにっこりんぜ、いやもうモフモフの嵐よ。果穂とマメ丸が散歩しているのを見てるだけで楽しい。しっぽをフリフリ、鼻をスンスン、お手手をぺしぺし。飼い主にそっくりで、全身をダイナミックに躍動させるマメ丸はまさに元気の象徴!少しばかり(?)やんちゃな所があるのもご愛嬌。とはいえこのお話では何かしらに導かれての事だと匂わせてきます。やはりその存在とはマメ吉、ひいてはその裏に見え隠れするモノのカミサマでしょう。果穂に会いたいと願ったマメ吉は、カミサマやマメ丸の助力のもと宿志を遂げました。"次の星"を目指して旅する彼の胸中は満たされたものだと信じてやみません。最後の一コマでマメ丸がマメ吉の唐草バンダナしているのもエモエモポイント高めです。

 果穂たちもわすれてはいけません。様々な擬態語を駆使して街を歩く果穂ですが、なんと言ってもクソダサアルパカセーターがすこ。…というのは冗談で(あながち嘘でもない)、季節が冬であるためかいつもより動きが鈍いように見受けられました。マメ丸がハツラツとしているので余計にそう思えますね。それでも果穂は果穂。マメ丸に引っ張られるだけでなく、アイドル、いやヒーローとして笑顔を咲かせる姿があるからこそマメ吉も安心できるに違いありません。凛世ちゃんもいぶし銀の働きを見せます。へらっとしたにっこりんぜが愛くるしいことこの上ない。あと果穂マッマが変わらず美人。ほんとに12の子の親か?マメ吉を忍ばせる果穂を諌める表情とかいいよね。

 P.S.冬コミ会場にて、SSFで購入して以来痛く気に入っていた「なついろ、ラストワークス。」にサインを頂きました。撤収間際だったにも関わらず、果穂のイラストまで添えていただき先生には足を向けて寝られません。また一つ家宝が増えました!

 

magako「Etoile

 表紙の有栖川夏葉、あまりにも顔がいい… ダンベルのダの字も感じさせないような、アダルティな魅力を押し出した夏葉さんも素敵です!これをTwitterで見て即購入を決めました。後悔しないように夏の既刊も買った。というか夏葉のイラスト全部ツボだった… 表紙からただよう色香は本物だし。頬に手を当てこちらを伺う様はいじらしさが凄いし。陽に照らされる彼女の微笑みは、彼女をトップアイドルにするために全てを捧げようという誓いを改めて思い起こさせてくれます。うぅ、眩しい… エトワールってこういう事だったのか…

 他のアイドルだと、霧子と樹里ちゃんなんか良かったな。霧子は白と黒のクラシカル&ゴシック調の衣装。童話を想起させるその見た目は一種の絵画のよう。我思君思みたいだね。古城の壁画として飾られている所なんか想像してみたり。樹里ちゃんは単純に一言、卑しか女ばい!セクシー。 ワイシャツからのぞく胸元も、チョーカーが彩る首筋も、軽く噛んだ唇も、殊更彼女の色香を助長していますね。それに何より眼差しがイケメン過ぎる。いやぁ樹里ちゃんが不意に見せたこんな表情、一体どんなシチュエーションか気になりますねぇ。

 ちなみに既刊の方もやはりと言うか良かったです。夏葉さんの株が自分の自分の中でかなり上がりましたね。

 

南高春告「放課後クライマックス!4」

 南高春告先生は、水瀬修先生の合同誌や公式のアンソロで名前を覚えた方で、今回の冬コミでは「迷ったら全部(ry」教に従い過去作から全て手に入れることが出来ました。とりあえず買うのって大事ですよね(収納がいっぱいなのから目を逸らしながら)

 はてさて新刊の方ですが、過去作と比べても最高峰に卑しかレベルが高い逸品となっております。なんといっても樹里ちゃんがクライマックスしてる。個人的には、放クラの中で凛世に次いで卑しか~なアイドルが樹里だと思っています(凛世>樹里>智代子>夏葉>果穂)。そんな樹里ちゃん、今回はついにその本性(?)を現しまさかの露〇趣味を自覚し始めましたマメ丸よくやった。スカートをたくしあげるという決定的なシーンでは、アイドルにあるまじき雌の表情を見せつけてきます。プロデューサーに意識してもらうためとはいえど、取り返しの付かないラインまで行ってしまうところだったので危なかった。あのままだと個別ルート一直線でしたねチョコ先輩!

 影の立役者たる凛世の活躍も見逃せません。素知らぬ顔でホーリーナイトケープを渡すだけでなく、樹里ちゃんが履いてない事を知った上でプロデューサーと二人きりにさせようと目論みます。でもこの時の凛世バグってるっぽいしな… 純粋な善意からプロデューサーに不審がられないようにと動いたようにも見える。果たして確信犯かどうか、凛世のみぞ知る… 普段より表情豊かなのも真新しく、ドヤ顔りんぜ、にっこりんぜ、びっくりんぜ等々、実にユーモアに富んだ一面を見せてくれたのも面白い。

 

すけ「BLESSING Vol.2」

  はいということで~こちらもメロン産。体はボロボロながら目だけは飽くなき探求心を宿し彷徨っていたところ、袴にブーツという、男の浪漫に満ちた凛世がこちらに手招きしていました。しているように見えました。This is 大和撫子、立てば芍薬座れば、牡丹歩く姿は百合の花ってやつですよ。

 中身の方では、イラストの横に作者のコメントが添えられているスタイル。いいよね、こういうの。何を思って書き上げたのかが明瞭になっているのは、読者の身からすれば吸収しやすくてよき。有り体に言えば作者のオタクトークが好きなんだ僕は。んで一番気に入ったのは~、うん、樹里ですね。何と言いますか、普段とのギャップを一番大きく感じたのが彼女だったからかもしれません。意外性というのはそれだけで目を引くにあたうるわけですね。濃紺の袴にバラ柄の振袖といった出で立ちですが、意志の強い金髪が映えていい。毛先を遊ばせているのも特別感あっていいよね。卒業式とか成人式で見かけそう。そういう時どちゃくそに目立つ感じで嫌がってるだろうな、そんな樹里も可愛いぞ。

 

しょたん「水色賛歌」

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   終
 制作・著作
 ━━━━━
  ⓃⒽⓀ  

 …水色感情を引いたら読みます。(なぜ始めて半年以上経ったのに想ひいろは一枚も持ってないんだ?というツッコミはなしで。むしろ僕が聞きたい)

 

アルストロメリア

仙石いくさ「あのね好きって言わせて」

 俺は好きなものはなんですか?を持ってない。だからこの本について語る資格なんてないんだ…というのは半分(?)冗談で、ほわっとむんっと行きましょう。恒常のpSSR2種なら持ってるんだけどな…

 あらすじとしては、甜花ちゃんが好きをみんなに伝える企画!と見せかけて、実はみんなが甜花ちゃんに好きを伝えるというドッキリのような企画。果たして甜花ちゃんはアイドル達からの猛攻をしのぎ切れるのか!?といったもの。いやね、しっかり全ユニットとの絡みを描いているんだから熱量がすごいですよ。作者の”圧”が伝わってくる。個人的にはアンティーカとストレイのくだりが面白かった。アンティーカはただ単に僕が箱推ししているからだと思いますが、ストレイはなんというか、甜花ちゃんに感情移入できて読めたんですよね。ストレイライトってカードの数自体が少ないこともあり、まだ謎が多いユニットな気がします。何を隠そう、僕自身ストレイは1枚たりともtrue見たことないんです(こないだ1回だけあさひのDa極やったら決勝流1Voに破壊された)。だからこそ、作中の甜花ちゃんに近い心持ちでもって読めました。昔の彼女に比べたらえらく成長したもんだ… 甜花ちゃんはよく頑張ったと思うな☆ なお最後にこちらを向いて「好き」を伝える甜花ちゃんで心臓が爆発しましたありがとうございます。彬月先生のまみてんも短いながら良かった… 甜花ちゃんにキレイなカウンターを決められた摩美々のぼへぇってした顔がお気に入り。

 

Alisia「Colorful Wings」

 アルスト…?いやAlisia先生は、ないしょのスイーツ甘奈のイラストで知った方。だからアルスト枠です。えっ、千雪さんのイラストが無い?…まあいっか。あの人はたぶんレトルトの中華丼でも食べてるんじゃないですかね。

 でも放クラのイラストが多いのが意外でした、特に凛世ちゃん。10ページの印象派凛世、というか放クラの一週目衣装はシンプルにいいですよね… あんな風に見上げられたら普通イチコロだと思うのですが、Pさまはどれだけ強靭な精神力を持っているんですか… 

 それと15ページの霧子ばい!寝そべって髪がふわふわしているのが、えも言われぬ魅力を引き出している。慈愛の眼差しとジャンパースカートのすそから覗く絆創膏が、ミスマッチなように見えて蠱惑的なオーラを生み出していますよね。姿勢によって体のラインがはっきりしているのも卑しか。夕音鳴鳴の波動を感じるばい。対照的に、あとがきの霧子はぽわぽわしてて可愛か~。彼女の優しさがよく感じ取れる1枚。卑しか~とかわいか~、それが霧子のつかみどころのない奥深さであり、幽寂とした輪郭を捉えられることはないのだろう。そんな事を考えさせられる1冊でした。…なんか霧子が絡むとこんな締めになっちまうな。

 

ストレイライト

sola/「WingGRILs」

 全年齢のはず…なんですがやけになまめかしい愛依が目を引きます。油彩のようで濃淡のハッキリとしたタッチのため、シチュエーションも相まってなおのことフェティッシュ

 気になったイラストを3点ほどあげましょう。まずは摩美々、面影にほんのり幼さが残るまみみもいい… なんやかんやまだ18だからね彼女、てかおシャニはみんな若いんだけど。獲物を見定めてるように見える双眸や背を丸める姿は、まるで気まぐれに彷徨するネコのようです。いたずら大好きネコまみみ、追っかけまわしたい。お次は夏葉さん、なんつー健康的な肢体でしょうか。伊達にダンベルと言われているわけでないですね(?)鍛え抜かれたそのボディには、情欲よりも先に感嘆の息が漏れます。まあ遅れて邪念が襲い掛かるのですが。トレーニング後で汗の浮かぶ肌や濡れた髪が情熱的です。最後ははづきさん…はづきさん!?何やっているんですか!なかなかどエラい下着付けてますね…じゃなくて、これどーみても自撮りじゃん?見事な谷間をお持ちですね…でもなくて、誰に送るのかが問題。1、SNS:やっぱりストレスとか色々溜まっているのかな… 2、プロデューサーさん:まさか、そんなそぶりなんて見せてなかったのに… 3、社長:ご冗談は程々にしてください 4、千雪さん:いやいやいやいや

 sola先生も関わりの有無は不明ですが、グレ7にて時々見かけます。絵描きはグレフェス上手いんか?

 

 

あさひはまだ読んじゃダメよ(R18)

織日ちひろ「夜明けよりも深い青で」

 まずは織日ちひろ先生の冬優子本です。なぜ冬優子なのかと言えば、ひとつは前作「モルガナイトは濡れ光る」が気に入っていたから。それもままある。もう一つが大事で、「冬優子の事をよく知らない」から。これは他の作品にも言えるのですが、あまりにそのキャラの事を知りすぎると抜けなくなる体質なんですよ。というか18禁の同人誌自体、よっぽどの何かが無いと読めません。要はキャラに感情移入し過ぎちゃうんですよね、主に女性側。例えカップリング相手(例:シャニのP、プリコネの岸くん、五等分のフータローetc…)ありきの純愛モノでも無理です、俺の○○(キャラ名)はそんなことせえへん!!!!11!!11!これが本質情報。俺のってなんだよ。

 んでTRUE研修ってあったじゃないですか。キャラで言えばで冬優子を取りたかったのですが、結局は別に担当でもなんでもないがViンティーカを組むにあたり4凸したSRよりも優れていると思われるカードがそれだと考えた(ノットイコールも持ってない)ものの1枚も持ってなかった為に「お試し/みつゴコロ」三峰を交換したのでオフ〇コが見れてないんですよ… 俺は冬優子のことを何も知らないんだ…

 前置きが死ぬほど長くなりました、いざ本編へ。前作では普通にやることやってましたが、今回はその前の時系列ということで二十歳の誕生日を迎えた冬優子という設定。アイドル達も日々成長しているんだよな…て思うと感慨深いものがあります。プロデューサーとLINEしてる時の冬優子、口の端が上がるのを抑えきれてない感じがいい。でもはづきさんの話はちゃんと聞くんだぞ。さてさて序盤にも一区切り付き、不幸(ともすれば幸運)に見舞われ帰りが遅くなったプロデューサーが登場。泥酔した彼女を介抱するものの、彼女がどんな思いで待っていたのかが周りから見て取れます。お酒の勢いもあり、抱えていた感情を吐露する冬優子。プロデューサーの前では「冬優子」でいる彼女ですが、だからと言ってすべてを打ち明けているわけではないと。深い。そのまま誘われるように体を重ねる二人ですが、これがまた情緒を感じさせるんですよ。口数少なく事に溺れる様がなんとも情欲を掻き立てます。途中で冬優子の方から激しく求めてきたのもいい。プロデューサーが彼女を大事に思っていること、お互いに余裕というか節度(?)を持って接しているのを感じられました。

 事も終わり、ピロートークというには慌ただしい逃走劇もいい。空白からただよう余韻がまた粋なわけですよ。疲れていたとはいえ即爆睡したのはどうかと思いますが。蛇足ではありますが、プロデューサーの白コートでいつも笑ってしまうのずるいわ。

 

おとう。「妄想本シャニマスモノクロイラスト本」

 コミケ三日目、ほな行くで~って初手シャニ島へ向かったら爆速で売り切れてたのが記憶に新しい。始発だぜ?二次創作に対する見通しが甘かったことを思い知らされました。後日メロンちゃんで手に入れたので満足ですが。さてこちらは幾人かのアイドルを扱ったまとめ本。表紙から若干ゃ怪しい雰囲気が漂います…が中身はおおむね純愛と言い切っていいものだったのでセーフ。これでもし輪姦とかNTRだったら地獄の業火で焼いていたかもしれへん。人は存在自体が罪なのだ、分かるか?リッカよ…

 んで内容の方ですが、放クラのお色気枠担当(?)ことチョコ先輩が特にいいですね。1ページ目は、そこはかとなくギミー先生の4コマを覚えるびっくり先輩が笑いを誘います。見れば見るほど笑えてくるのなんなんだホント。2ページ目はプロデューサーさんと過ごすほんわかした風景。この年の離れた兄妹みたいな距離感、いいよね夏葉ちゃん… 対して3、4ページ目は淫魔先輩がお出迎え。このおっぱいでチョコアイドルは無理でしょ。随一の低身長から繰り出されるむちむちボディ、これこそが彼女の魅力であり、淫魔先輩たる所以なのかもしれません。ここで魂の一句、ごめんなさい やめてください すいません。巻末のらくがきもいいぞ。摩美々の顔が良すぎる。

 

 シャニマスだけに絞ったのですが、べらぼうに量が多くてこんな時期(2020/02/23)のになってしまいました。年明けは忙しいもん、許してチョ。もう少し早い更新を心がけたいところです。では明日は歌姫庭園がありますので、また会う日まで。

「2019年 春アニメ」の感想&おまけ

*この記事にはネタバレが含まれています。

 

 こんにちはこんばんは。プリコネはもっぱら水着イベント真っ盛りですね!僕は去年のハロウィンごろに始めた岸君なので、水コロを育てつつ全力で水キャルを引きに。ここで200連。プライズガチャうまいぜ(血涙)次にまさかのサレン(ママー)実装。このゲームで最推し彼女の限定、引かない理由は無い(なお7月クランバトル)こちらは愛の力で10連。やったぜママー。亀はまかせてくれ。そして水コト襲来…人権が水着を着て歩いているとも言える圧倒的性能。引かない理由を、探すな…と言いたいのですが、ただいま110連で4すり抜け。もうグレア以外の恒常は持っているわよ。とりあえず様子見しながら考えますかね。あとマホマホイベSPもやんないと。クリティカル運ゲーに切れながら3凸目指しょー。

 

 さて、今回は19年春アニメの感想と行きたい所存でござりまする。とは言っても、今回見たアニメはなんと2作品のみ!さらに片方は2クールモノの前半のみ!!…それだけではあまりにもつまらないので、春季の途中で切った作品について&最近放送の始まった、夏アニメ1話の所感も同時にやりたいと思います。ではちゃっちゃか行きましょう。

 

 1話時点の感想は…こちらの最下部にほんのちょっぴりあったりなかったり。↓

whiteglasses.hatenablog.com

 

 

春アニメの感想

文豪ストレイドッグス3期

 2期に引き続き、しょっぱなから過去編を前情報無しで放映するというサプライズを披露してくれた文スト。本作のもう一人の主人公とも言える太宰さんが、如何にして中也と出会い、「双黒」と呼ばれるようになったのか… この15歳編は、劇場版のdead apple公開時に入場者特典として配布されたものでした(beastは…小説を買えってことで)。あれがね~映画で太宰さんと中也がバリバリ活躍したのを見た後に読んだこともあって、もうテンション爆上がりよ。初めて会った時からソリが合わなかったんだな~とか、もう随分長い付き合いなんだな~とか、なんだかんだ一番信頼しているのはお互いなんだよなぁ~!!!とか。話の方だと、やっぱ気になるのはアラハバキとは何なのか?蘭堂さんの相棒は何者なのか?など気になる点もいくつか。中也の異能とアラハバキの関係なんかも気になりますよね~。正直な所、現在に至るまでのストーリーだけでも漫画5冊くらい作れそうな。そうそう、放映時がどうだったかは分かりませんが、アニメ公式サイトの蘭堂さんのバナーを見ると思いっきし「RIMBAUD」ってあったのが面白かったですね。 「RANDO」ちゃうんかいっ!てね。放映後に変えてくれたとしたのなら、粋な真似をしてくれたものです。 あとはそうだな~、「羊」の構成員である女の子が可愛かったかな()ほら、ゲーセンに中也を探しに来たピンク髪の娘。小説だとビジュアルも声も無かったからね~アニメならではの楽しみですよね~。まあ15歳編はここまでにして。

 却説、時代は現代へと戻り久々の探偵社。3期はおおまかに三社戦争編アフターストーリーと、共喰い編に分かれていました。前半だと、やっぱり好きな話は「フィッツジェラルドライジング」ですねぇ~。白鯨上での決戦の後、消息不明であったフィッツジェラルド様。三社戦争編が終わったのち、もう出番が無いかと思いきやあのフリは今後も出演するよフラグでしたね。新ギルドにはこれからも頑張ってほしいです。しかしまあ、ホーソーンドストエフスキーに与し、スタインベックは反旗を翻し、モンゴメリとポオは…うん。悲しいなぁ… 設定上は部下思いであったはずですが、どうにも横浜の作戦では人選を間違えたのでしょうか() オルコットくんには見放されないよう気を付けて欲しい。ところでオルコットくん可愛いですよね。眼鏡にロングスカートで大人びて見えますが、なんとまだ18歳!フィッツジェラルド様を慕うさまがとても献身的で良き。彼女はもう少し自分を大事にしてほしいですね、フィッツジェラルド様頼みますよ!(カプ厨)(ここまでコピペ)それ以外だと、まあエースはキレーな引き立て役だったし、銀ちゃんと芥川は兄妹だった(!)し、花袋さんと樋口はヘッポコ臭が凄いし、鏡花ちゃんと敦くんの親については掘り下げをしっかりなされていた。よし!次!

 3期のメインとも言える共喰い編では、三社戦争編のラストや劇場版(結構活躍していたような…)で存在を匂わせていた魔人・ドストエフスキーがついに大暴れ。探偵社とポートマフィアを壊滅させるために、数々の策略を張り巡らせて暗躍します。にしてもこのドストエフスキーという男の強キャラ感たるやよ。cv:石田彰のパワーがそうさせるのか、とにかく芝居がかった話術・うさんくささ・下手を打たない策士という印象が強いです。そのうえただの裏方としてだけでなく、ポートマフィアの首魁・森鴎外に対しては自ら手を下すなど、大胆な行動力も持ち合わせています。フィッツジェラルド様も「大事なことは自分でやれ!(要約)」って言ってたしね!

 そんな彼によって仕組まれた探偵社とマフィアの抗争は、やがてメンバー同士の直接対決まで発展します。「マフィアと戦ってはならない」という福澤社長の命に背き、鏡花ちゃんvs芥川、賢治くん与謝野先生谷崎さんvs梶井基次郎率いるマフィア防衛部隊、そして乱歩さんvs中也(!)特に最後のマッチングは驚きのものでしたが、そこは乱歩さん。ポォの異能力を使い、非力な身でもって敵の主戦力である中也の無力化に成功しました。ペンは剣よりも強しってね。他には鏡花ちゃんと芥川の戦いも、鏡花ちゃんの異能と両親のトラウマを越えた変化、光の世界に歩みを進めた彼女に対する芥川の激励など、短いながら戦い以外の部分で盛り上がりを見せてくれました。芥川のこういうツンデレ(?)なところがおもろいんだよなぁ~。

 物語も佳境に入り、病床に伏していた二組織の長がその過去を語り激突します。ヨコハマの地を守るため編み出された、日中を軍警が、夜間をポートマフィアが、そしてその間となる黄昏時を武装探偵社が見守る「三刻構想」の終焉が近づいてしまう。ここらへん、アニメでももう少し詳しくやって欲しかった気もあります… あと書いて思ったのが、福澤社長が探偵社、森先生がマフィアを束ねているとして、夏目先生は政府関係者か何かなんですかね?でも漫画だと軍警ポジには種田長官がいたしな~。夏目先生も自身のことを「隠居した」と形容していたし、今は何してる人なんだか。最強の異能というのも、果たして猫になるだけとは考えづらいですし(周囲を欺くために誇張している線もあるけど)ともあれ(迫真)、森先生と福澤殿の戦いは夏目先生の乱入という誰もが予想しなかったアクシデントにより終局を迎え、魔人打倒のために今一度手を結びました。この二人も、太宰さんと中也、敦くんと芥川のような関係に近いものを感じますよねぇ~。最終話でプシュキンをぶっ飛ばすところとか、息ぴったりなあたりも込みで爽快でしょ!

 んでこっからですよ!敦くんと芥川が(嫌々ながら)協力し、死の家の鼠のアジトへ潜入。「共喰い」の異能を止めるため、その能力者プシュキンの捕縛に向かうわけですが、 礫岩を操る異能者・イワンの妨害に喘ぎます。ここがね~やっぱ3期のベストバウトだよね~。1期の敦くんvs芥川、2期の敦くん&芥川vsフィッツジェラルドと続いて、今回もアツい戦いを見せてくれました。性格は正反対で、協力のきょーきょきょ、恐竜~!?ーの字も無さそうな二人ですが、幾度の死線を超えてきたうちにお互いの手の内や性格までも把握していたために見事な連携を見せてくれます。それでもなお上回るイワンの攻防に、芥川は自らの外套を敦くんに貸し与え、羅生門でもって彼の強化を施します。…いやマジでこのシーンがアツいのなんの!ここに来てscreen modeのwright leftが流れて盛り上げてくれるし、因縁の二人が協力するだけでもアツいのに互いの異能を組み合わせて戦うとか2期最終話のオマージュも兼ねてまじ卍。それに芥川にとってあの外套というのは、心酔する太宰さんから賜わったという手離したくないに違いないであろうもの。それを太宰さんの指示を完遂するためとは言え、敦くんに預けたのだからもう最&高よ。ーところでその下に着ているヒラヒラのフリル付きシャツは彼の好みなのでしょうか?中也の帽子といい、マフィアはイカしたセンスの持ち主が集まるのでしょう。ー 敦くんの方も心なしかキメ顔でイワンしばいてるし。月下獸の虎の爪には、異能そのものを引き裂く力があるという事実も発覚(太宰さんの人間失格…)

 こうしてプシュキン&イワンをしばいた裏で、太宰さんは肝心要のドストエフスキーの元へ。彼は最初からアジトなどには居もせず、外部から指示を出していた、という事実に気づくまでには随分な時間を要しました。それに気づいた太宰さんは、フィッツジェラルドの助力を得てアイズオブゴッドを使うという「最初からそれ使えよ」的な手段でもってドストエフスキーを捕縛することも成功しましたとさ。まあ原作だとこの後もニヤニヤ暗躍しているんですがね。それに、特務課に捕まる直前に見せた彼の異能も、未だに正体は分からないですし。まだまだ謎の多いキャラですよホント。

 主題歌も毎度のことながら良かったですね~。僕はどっちかというとOP派ですが、最終話の挿入歌を聴いた後は悩みますね… あそこでOPを流してくれても良かったんですが、まさかの完全新曲。そりゃあんなシチュエーションで流されたら心変わりも起きてしまうもんですよ。構成やなんやかんやも全部ひっくるめて、序盤中盤終盤と隙のない神アニメだったと言えるでしょう。

 

この世の果てで恋を唄う少女yu-no

 うおおおおぉ澪が可愛いいいい!!!!11!!!1 … おぉ素晴らしい、金髪ロール低身長巨乳お嬢様と、ツンデレキャラを表現する要素を完璧に揃えたエクセレントなデザイン。調べてみれば、当時まだ「ツンデレ」という概念がなかった頃に生み出されたという、いわばツンデレ界の元祖(諸説あります)とも言えるキャラだそうで。今じゃすっかりありふれた記号の1つとなっていますが、やっぱりいいもんですよ。

 さてさて、内容の方に行こうかと思ったのですが、いかんせんこのアニメまだ終わってないんですよね… 2クールあるってのは最初から分かっていたのですが、如何ともし難いのでかるーく行きましょう。この文を書いている現在、だいたい神奈ちゃん編に入ったあたりなのですが、先に述べた通り推しは澪です!近頃の様々な属性に翻弄されている身としては、1周まわってあれぐらいシンプルなキャラが乙なんですよね。でも神奈ちゃんも、ちょろっと見た感じなかなかやってるかもしれない。まあこれからに期待と言ったところでしょう。他のヒロインだと…というか、他はまあまあレベル高いんですよね。亜由美さんは若干ゃメンヘラ気味だし、絵里子先生はそもそもカップリングできてるし、香織さんはイマイチ腹のうちが分からないし、美月さんは…龍蔵寺だけはやめておけ。こうなるともう結城一択なんですよ(?)たくやにひたむきに接してくれる後輩で、過去に不良から助けられた経験もあり因縁も十分。…男である点を除けばね。

 

 

途中で切ったアニメ供養

 惜しくも途中で見ることをやめてしまったアニメたちの感想(?)数打ちゃ当たるって訳じゃないですしね~。最初の数字は何話で切ったかを表しています。では行ってみよ~。

 

フルーツバスケット

 ☠1話☠ 名作とは聞いていたけど、う~ん引き込まれるモノは無かったかなw!(個人の感想です)「みんな見てるから~」とか「有名な作品だから~」とかいう動機でアニメを見るなんて、僕のリサーチちからも落ちぶれたものです。面白いとかそうでないとかそういう次元ではなく、単純に僕の好みではなかっただけなのがまた悲しい。流石に趣味でない作品を見ることは能わざるが如し。

 

なんでここに先生が!?

 💀2話💀 ただのエ□アニメ。もうちょっとこうさあ?なんかなかったのかしら。でもキャラごとにしっかりとカップリングを作ろうとする姿勢は評価できるね。

 

ぼくたちは勉強ができない

 💀1話💀3分で分かる五等分の花嫁。かの漫画が8巻くらいかけてやった事を1話でまとめやがったぜ。キャラ自体は可愛いような気がしないでもないんですけどね~。どうにもコンパクトすぎる展開が好きになれませんでした。ちなみに僕は赤い髪の娘の方が好みでしたまる。

 

 

夏アニメ所感

 僕は基本的に、アニメを見る時はAmazonプライムくんを使っています…が、ストリーミングサービスの宿命として地上波に遅れをとることが多々あります。そんななかでも某アニメは、それ自体の放送が他と比べて遅いこともあり、7月も下旬に差し掛かったころに配信されました。そう、それこそがこの記事をあげるのが 遅くなった最大の理由なのです!(盛大な言い訳)おのれTBS !では本編へ⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!! ちなみに全部1話のみしか見ていない時点での感想になります。そうじゃないと、放送順によって続きを見ていたりいなかったりでアンフェアなのでね。おかげでまだ1話しか見れてないんだよチクショウ!

 

彼方のアストラ💀

 う~んなんか違うんだよなあ。近未来を舞台にした、宇宙で遭難しちゃう系SFということで、ジャンルとしては好みのそれだったのですが、イマイチキャラに魅力を感じることが出来なかったのであえなく没に。なんか漫画の賞とか受賞していて、それなりに注目していただけにビミョーな気分でござる。たぶんもう見ない!

 

グランベルム

 魔法少女モノだと思ったらロボットモノだった!いや勘違いした僕が悪いんですが、あらすじとか見てたら魔法がどうこうとかかいてあったし、そうと思い込むのも仕方の無いことですよ。んでまあ1話を見ただけだと、イマイチよく分かんないね(迫真)!主人公っぽいピンク髪の娘の気分がよく分かりますよ。しかしてピンクは地雷と言われていますが、果たしてこの娘はどうなのでしょうか… 判断は自分次第さ☆

 

まちカドまぞく

 神アニメのかほりがするぜ…! 僕が今期で最も期待している作品。「ある朝突然闇の力に目覚めた女子高生」というあらすじだけで面白かった。最近のきらら枠の中、いや今季のアニメというくくりでもかなりビビっと来た作品ですね~。1話からここまで引き込まれたのは神アニメの証拠。まだ見始めたばかりですが、もし神アニメじゃなかったら埋めてもらっても構わないぜ!(画像略)あと主人公(?)2人組の声優さんが好みなのもでかい。小原好美鬼頭明里、僕の感覚では最近よく名前を目にするようになったように感じます。これがまたいいですよね~。小原好美のぽわぽわした雰囲気の、鬼頭明里ツンデレと形容していいのか微妙なラインの演技。オーマイグッネスジージー

 

ドクターストーン💀

 ざーさんだと思ったら一ノ瀬伽耶だった…!?ってことが一度はありませんか?このアニメでもやられましたね。一ノ瀬伽耶さんもここ1年ほどで名前をよく聞くようになった声優さんですが、いまだに花澤香菜さんとの聞き分けが非常に難しいと感じます。ざーさんの声と言えば、聞けばすぐにそれと分かる独特な声質をしていますよね?ところがぎっちょん、一ノ瀬伽耶さんの声はヒジョーにざーさんのそれと似ており、何も知らないで聞くと違いがまったく分かりません!ただまあ、なんとなく違和感は感じるんですよね~。最初は「おっ、ざーさん出てるやんけ」と思い、途中でいやなんか違くね?的な感情が湧くものの、いやこんな声ざーさんしかおらへんやろ~からの一ノ瀬伽耶というクレジット。僕もまだまだだと痛感させられますよ。

 …声優の話しかしていない辺りアニメの内容は察してください。キャラデザと脚本とキャラが好きになれませんでしたまる。

 

ナカノヒトゲノム[実況中]

 鬼頭明里が可愛い。以上。…いや内容よくわかんないんだもの。しかもこれ原作が漫画なんでしょ?ぜったい中途半端な終わり方するやん。まあでも面白そうなんで見ますけどね!ちなみに、統計によるとこういったツンケンした感じのピンク髪は大丈夫というデータがあるとかないとか。

 

ダンベル何キロ持てる?

 異世界スマホの主人公がめっちゃ鍛えたらあんな感じなんだろうな…(なお異世界スマホは見たことない)あの筋肉の安心感はやばい。まじでヤヴァイ。あと雨宮天が神。なーんかああいう変な(?)役柄が増えてきているようにも感じますが、それはそれで良き。楚々とした役も、はっちゃけた役もみんな好きなんだ… そうそう、雨宮天と言えばこの間出たシングルの「VIPER」でしたっけ、あれがまじで好みだったんですよね~。「irodori」もめっちゃ好きなんですが、その系譜を受け継ぐような曲調で脳が震えますね!カップリング曲の「メリーゴーランド」もゆったりした調べがまじ卍。しかもリサイタルにばっちり当選したので今から楽しみですわ~w

 …話を戻して。ダンベルはキャラも可愛いしストーリーも面白いし作画は安定の動画工房さんですしで、神アニメの予感しかしませんね。みんなもレッツ筋トレだ!(?)

 

変態でも可愛ければ好きになってくれますか?💀…?

 破産。いやね、この作品は原作を4巻だか5巻くらいまで読んで「いた」んですよ。確か瑞葉が〇〇〇(ネタバレ)だと発覚したあたりまで。だけどね~どうも最後まで好きになれなかったんですよ、話の展開が。それ以来、この作品に触れることは二度とないハズでしたが、なんとアニメ化。ケーキ君がしもんぬな辺り”分かってる”なぁと感じたので、しぶしぶながら見てみるか… おや?面白くないか?待て待て、この流れどこかで見たことあるぞ。これアニメになったのを見て感動しているだけや。普通にキャラは可愛いんだよなあこの作品。僕の推しは小春先輩…か瑞葉…ですかねえ。でも小春先輩はカップリングできてるし、瑞葉もまた…ねえ?それがしも昔は唯花ちゃんとか好きだったのじゃが、途中から瑞葉が強いのなんの。とりま、興が乗ったらこのアニメも見ようかな~と思います。

 

コップクラフト💀

 なんだかなぁ、だよね安芸くん(誰だよ)特段賀東招二のオタクでもないことを思い出して真顔になってる。OPは好き。やっぱオーイシマサヨシなンだわ。

 

荒ぶる季節の乙女どもよ💀…?

 岡田麿里って漫画の原案みたいのもやってたんか!が第一印象。あまりにもにわかすぎる。つーわけで岡田磨里の名前に惹かれて見てみたものの、なーんかコレジャナイ感が。いや僕の感性がいかれtあ説もありますけど、とりあえず2,3話も見てみて決めますかね。1話で決めるのは野暮ってもんだぜ!(なお数多の💀マーク)あとOPも好き、普段あまりハニワの曲は聞かないのですが、たまに聞くとなかなかどうして趣がありますね。

 

 春は2作品しか見なかったものの、どちらも非常に満足のいく作品だったのでよき。ユーノは2クールだがな!夏アニメも楽しんで行きましょう。ではまた会う日まで。

「五等分の花嫁 9巻」の感想

*この記事にはネタバレが含まれています。

 

 ウ↑~エスギ↓サ↑ーン?????(挨拶)  こんにちはこんばんは。ライバルズでは、久々に大規模なカード効果の調整が行われました。なかでも驚かされたのが、ドクター4ことオルゴデミーラの下方修正。実装当時から先4オルゴの代名詞と共に君臨し、他のDCGと比べても類を見ないほどのリソース性能・盤面制圧力でブイブイ言わせていました。神をも御し天地を束ね、ライバルズ界でさえも征服する様はまさに天魔王の名を冠するに相応しいもの。しかしそんな天魔王も、二木ニキという異界の神には勝てなかったのかついにナーフの憂き目に遭いました。依然としてリソース面では強力ですが、コスト増やスタッツ低下によりマナレシオという観点から見て適正以下の能力に。アグロからコントロールまで、とりあえずオルゴいれるかwの時代は終焉を迎えようとしています。さらばオルゴデミーラ。僕が唯一プレミアムを交換したレジェである君の勇姿は後世に伝えていこう… ちなみにノーマルは4枚引いてお気に入りしといたので錬金石がバカウマい(本音)実質等価交換やな!

 

 さて、今回はアニメ2期も発表され、人気も冷めやらない五等分の花嫁の9巻です。まあ僕は二乃の声優が変更されて、かつ作画も修正されない限りは観ませんけどね!(面倒なオタク)えっ、そんなの随分前のことだって?何なら9巻出たのも二か月どころかあと数日で新刊が出るって?…それに至っては申し開きのしようがありません。いやあこの時期忙しいからしょうがないですねガハハw 10巻が出る前に復習としてこの記事を読んでくれ!

 

五等分の花嫁(9) (週刊少年マガジンコミックス)

五等分の花嫁(9) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

 いちおう前回8巻の感想のリンクを貼っておきます、先に読むと更に楽しめるかも?

 「五等分の花嫁 8巻」の感想 - 叡智と探求の白メガネ

 

 ではほんへ。表紙のぉ!三玖がぁ!!まあ別に可愛くないわけではないんだけれども8巻の衝撃と比べるとやんややん。男は黙って二乃を信じろ。二乃と言えば、店舗特典で二乃のポスカがもらえるのが喜久屋書店だったじゃないですか。けれども、自宅の近くに喜久屋書店なんてものが存在しないことが発覚。悩んだ末に隣の県まで行きましたよチクショウ!そのぶんコスプレ二乃は可愛かったよ!

 

 今回の巻では、もう何を隠そうビックリ二乃が可愛いいいいい(テンプレ)いやもうね?最近では板になってきたあの負けヒロイン感がたまらん!(?)三玖とバイト先を巡りあうくだりとか、まさに試合に勝って勝負に負けたという表現がピッタリ。(15ページの不本意という表現が似つかないしたり顔好き)昔はこんなヒロインじゃなかったんですがね~。あと風太郎に告白の返事を貰うシーンが良かった!彼のことは今まで難聴鈍感朴念仁野郎ぐらいにしか思っていませんでしたが、温泉旅行なども経て自分なりの答えを出したあたりにほんのちょびっと好感が持てます。 …でも初めてのバイト中の二乃の心境を考えるとそうも言ってらんないんです。(51ページの迷いを捨てきれないながらも前を向こうとしている表情好き)三玖からバイト先を勝ち取り、一花というライバルも顔を見せない以上、得難いチャンスと捉えて然るべきです。しかし一花はどうも胡散臭く、三玖に至っては謎の余裕を見せつけてくる(旅行の際に風太郎が変装を見破ってくれたことに起因する自信の表れ?)。おまけに風太郎の態度はいつにも増してよそよそしい。彼の前でいい所を見せようとするもやる気が空回り。「それならなんで私を避けるの・・・?」という悲痛な叫びが…いやでもそこからの流れが本当に良かった。風太郎の、自分の失敗談を語ることで二乃を気遣うという、不器用ながらも相手のことを考えている事が伝わる一幕。以前までの彼ではバッサリと切り捨てていたのでしょうが、家庭教師として五つ子たちと触れ合う(物理的にも)中で、人となりが変わっていっているのが見て取れます。告白の返事をする時も、変に誤魔化したりせず(勉学に励んできたとかいう尤もらしい理由を添えて)答える様からは、彼女の恋心に対する誠実さが伝わってきました。二乃の方は、風太郎から色良い返事が貰えないと分かっているうえで、アプローチを続けることを宣言したことがいじらしい。あの見開きのシーンとかマジ卍。この二人というのは、案外芯根の部分で似通った部分があると思います。さも傲岸不遜なように見せかけて、実の所は自分を信用していない。しかしどちらもそれを乗り越えつつあり、着実に歩みを進めているように思えます。やっぱり二乃なんだよな~ガッハッハッw 

 

 今回もキャラごとに行きましょう。上から順に、まずは一花。カス・ゴミ・クズ・と三拍子揃った最悪のヒロイン。なんやねんコイツやること為すことが陰キャすぎるんだよ。女優としての夢を叶えるため、他の姉妹にもバイトを迫るまではいいが、こと恋愛に関しては唾棄すべきクズと言う他ない。8巻の時に「我慢をしない」ことを思い出してウンタラカンタラ~とか言ってたのが馬鹿らしいじゃないか。前々からその片鱗を見せてきたのが、ついに本性全開と言った感じ。74話のサブタイに、二乃の暴走っぷりと対をなすように「変化球勝負」と付けられていましたがナメてんのか。それは搦手ではなく、フェアじゃない不義理な行動なんだ。どーして春休みの旅行を経ての結果がそうなるんですかね。君は性根から腐っているんじゃないのか?あげく自分で自分のした事に胸を痛めているし。やるならやるでとことんやる姿勢を見せてくれよ、そうすれば吹っ切れて応援もできるってもんだ。んで三玖に扮しての自分上げ。おかげで純真無垢なフータロー君は、五つ子の中で自らに好意を抱いているのが二乃と一花「のみ」だと思い込んでしまった。あまりににも三玖が可愛そうでオイオイ泣いてる。 あでも75話の二乃との会話は良かった。そのどストレートな行動力から彼女だけは苦手としているようで、腹を割って話しているのが印象的でした。二乃の方も、一花もプレゼントを用意しているだろうと確信しきっていたのが面白い。この二人のライバル関係だけは微笑ましく見ていられます。

 あと77話のラストにて、小学生のフータロー君と謎の少女が写る写真を見て、意味ありげに微笑んでいたのですがあれはどういう意図があったのでしょうか。一花はあの写真を見たことないはず(写っているのが一花自身でなければ)ですし、そもそも写っているのが誰なのか分からないはず。1つ考えられるのは、五月さんがこの写真を落としていった事から写っているのが彼女自身であり、その隣に写る少年をフータロー君と邪推したのでは説。やっぱりうさんくさいな…

 

 三玖。先にも述べた通り、今巻では実に不遇な扱いを受けたように見受けられました。バイト先は二乃に奪取され、大してフータローへのアプローチも出来ず、挙句一花にバリバリ出し抜かれる。…なんて日だ。そもそも三玖は不遇というよりも出番、ひいては見せ場が少なかったように思います。なんか今回コメントに悩むもんモン。強いてあげるならば…パン作りが上手くなって良かったですね(小並感)がんばれ三玖。君の行く道は果てなく険しい… 

 

 四葉。いやあ今巻で希望の光が潰えましたかね彼女はガッハッハッw 72話のインパクトスゴすぎでしょう、「ありえません」と儚くも力強く断ずる様は、まさに「オイオイコイツ死んだわw」と言うに相応しい(?)思えば五つ子の中で唯一はじめから上杉さんに協力的であった彼女ですが、その理由は未だ謎に包まれています。最も有力であった、「自覚無き恋心を抱いている説」が崩壊した今、この論争は終焉を迎えようとしています。こうなるともう、「四葉は究極的なお人好しであり、相手が上杉さんであろうとそうでなかろうと協力していた説」がダービーを駆け上がります。あの頃の四葉には、自らの成績不振により姉妹を転校に巻き込んだという負い目があったため、ますます家庭教師ならば誰でも良かった説が浮上します。それこそ今回出てきた武田でも。ね? ここから彼女に一発逆転の一手は残されているのでしょうか、乞うご期待… そういえば一つ気になったのが、体力測定の際に風太郎と器具の片付けをしていたじゃないですか。その時、なぜ上杉さんは周囲からの視線に込められた意味を汲み取れなかったのでしょうか?あの四葉ですら、上杉さんとの関係を噂されているためいたたまれなさそうだったのに。上杉さんは1話で五月さんと相席することになった件があるため、元来そういった手合いに鈍い説は使えません。…単に運動した後で疲れていただけ説はある。

 

 五月さん。相も変わらずやる気あるんですかねこの娘。…と今までさんざ言ってきましたが、今巻では色々と躍進を見せます。まず70話にて、上杉君が女子生徒に五つ子の見分け方を教えるシーン。五月さんは温泉旅行で(ようやく)三玖の上杉君に対する感情を知りましたが、にも関わらず!当の本人を前にして!「どうかしてます… あんな人を好きになるなんて笑笑」の一言!!!(いきなりのdisり)いやコイツほんま。嫉妬を吐露した後、少しでも恥ずかしがれば可愛げのあるものの、急にガチめなトーンでどうかしてますwとか言われるとこっちはだいばくしょ…ショックですね!恐らくあれは自分を戒めるために発したセリフなのでしょうが、隣の三玖からしたら「こいつ喧嘩売ってんのか?」と捉えられたはずです。がんばれ三玖。次は73話、上杉君が五つ子(4人)に勉強を教えている中、中野パパが登場。新たに学年1位の座に着いた武田を家庭教師にさせようとやってきますが、なんと五月さん、ならばとばかりに自らがトップになると宣言。え?待ってくれ五月さん、君ついこないだまで落第の危機をさまよっていませんでしたか?随分と高望み、というか無謀なことを言い出しましたね。あの上杉君を超える自信があるのですか。直後に上杉君が全国で1位を目指すとか言っちゃうもんだからみんなの興味がそっちに行っちゃったし。…しかしですよ?江端さん曰く、五つ子たちは「個人差はあれど」前年より大幅に成績を伸ばしたとのこと。これは下にも上にもバラつきがあったということです。その後一花の順位を除いて、個人の結果は描写されていません。つまるところ!五月さんは!もしかしたら上杉君すら超えて全国2位、あるいは玉座にたどり着いたのやもしれません!うおおおおぉ!!!…はい。がんばれ五月さん。そして上杉君関連だと、かの人の誕生日当日、五つ子の協定においてプレゼントは後日渡す予定でしたが、なんと五月さん!1人だけ!上杉君に当日中にプレゼントを渡したのでえす!栄養ドリンクだけど。…いや待ってください、冒頭で三玖がフータローの願いを聞いていたじゃないですか。 あれを5人に振り分けた結果、「疲労回復」に繋がるわけでして、つまり五月さんはナチュラルに抜け駆けを成したわけです!いよっ、策士!上杉君のためにわざわざ学校に寄って差し入れをするなんて、どう考えても彼に気があるとしか思えませんね!ここで1歩戻り、彼女が校内で1位を目指すと言ったのも、上杉君に離れてほしくないor武田と言う異分子がコミュニティに入ってほしくないor父親への反抗心の現れ、と言ったところでしょう。願わくば最初のそれであって欲しいですね!要は何が言いたいのかというと、件の「どうかしてます(ry」の言も上杉君へ抱く感情が以前と変化してきていることへの戸惑い、そして三玖を含む他の姉妹へのけん制と考えるとアツいものがあります。これらのことを踏まえるとなんとびっくり、五月さんワンチャン出てきました。誰だ1話からの負けヒロインとか言ったの。俺だ。さらにさらに、一花の時にも触れましたが、例の写真を五月さんが持っていたということは??? …茶化さず言えば、2学期末試験の際に上杉君の前に現れた零奈という少女。当時は彼が過去に京都で出会った少女と同一人物かと思われていましたが、もちろんそんなことは無く。五月さんが変装していた線が濃厚、どころかほぼ確定まできました。さすがにあそこまで描いて五月さんじゃないですよい~とか言われたら発狂しますが。更に京都のことについても知っている素振りを見せ、写真に写る少女=五月さん?説も信ぴょう性を増してきました。因縁や関係性大好きオタクからすれば、こういった過去の印象的な出会いを持つ娘が正ヒロインになると確信するに足るもの。(ニセコイ?知らない子ですね…)えっどうすんのこれマジで五月さんが花嫁なの!?そうなると8巻ラストでキスしたのも五月さんなんだけどそんな訳ないでしょ~w

 

 最後に全体を通して的な。今巻では、五つ子の恋愛に対するスタンスの固定化の他に、風太郎の家庭教師に対する姿勢の変化がキーとなっていました。勉強を教えるだけでなく、卒業後の進路についても共に考えようとするのはある種傲慢とも言えます。が、作中で中野パパも挙げていた通り就任直後に比べれば随分な変わりようであり、その姿勢の変化こそが五つ子たちとの仲が深まった事を示す何よりの証左に他なりません。であればこそ、彼自身の夢というのも気になります。やはり勉強を活かす教師や研究職となるのか、バイト先の経験を元に飲食関係の職に就くのか、はたまた専業主夫かw(結婚式当日朝の描写から働いていることは確かなのでありえない)武田も宇宙飛行士になるため頑張れよな!

 他に気になった点。70話の冒頭で中野パパが娘たちのクラス分けに関与し、五つ子を同じクラスにしたてあげ、「彼」と呼ばれる人物も同様に同じクラスになるよう仕向けた事が示唆されています。この「彼」ですが、最初は上杉君の事を指していると思っていましたがそれはおかしい。五つ子は上杉君の事を憎からず思っていますが、中野パパは彼の事を蛇蝎のごとく(言い過ぎか?)嫌っているため、そんな人物をみすみす娘たちと同じクラスにする理由がありません。じゃあなんでだよ!とキレていた所で、ようやく「彼」=武田説が浮上しました。中野パパは武田をこそ娘たちの新たな家庭教師にしようと画策したため、これならば整合性が取れます。すると新たな疑問が。なぜ上杉君も同じクラスになったのか?もしも彼がクラス分けに関与していたのが事実ならば、上杉君を娘たちから遠ざけるのがもっとものように思えます。ということで以下のような仮説が生まれました。

1)「彼」=武田であり、上杉君のことは考えていなかったため、運命力で同じクラスになった

2)「彼」=武田であり、上杉君は遠ざけようとしたが、そこまで操作することは出来なかった

3)江端さんは「彼」=上杉君と思って発言したが、中野パパは「彼」=武田の事だと誤解した

4)そもそもクラス分けに中野パパの恣意的な要素はなく、たまたま偶然奇跡的に五つ子も上杉君も武田も同じクラスになった

…4以外は割と有り得そうなのが怖い。

 最後に今更ながら思ったのが、この作品って所謂サブヒロイン、新ヒロインと呼ばれるキャラが存在しないのが素晴らしい。ラブコメと言えば、途中から新ヒロインが出てきて、改めて正ヒロインの価値を感じる~とか、逆に人気が出てきてワンチャン~みたいなことがよくあるじゃないですか。ところが五等分の花嫁では、新ヒロインはおろか、新キャラすらほとんど出演しない始末。前田や武田については、五つ子との関係性を脅かすことなく風太郎と良好な関係を築いているのでむしろアリ。こういったコンセプトは作品の主題的にもいいですね、黙って五つ子の誰かを選べ!と作者に迫られているようで面白い。思う存分ヒロインたちの魅力が掘り下げられ、僕らも安心して二乃を推せるわけですよ(ここで五月さん推しの弟と三玖推しの友人に殴られる)

 

 正ヒロインというのは誰になるのか分からないからこそ楽しいというもの。ではまた会う日まで。