叡智と探求の白メガネ

気まぐれで読んだ本・プレイしたゲーム・見たアニメなどの感想を呟いていく予定です。

「14歳とイラストレーター 6」の感想

*この記事にはネタバレが含まれています。

 

 こんにちはこんばんわ。ライバルズでは波乱の新環境が始まりました。新要素、英雄カードの登場により環境は一変、DQR2と言っても差し支えないレベルの代物と化しました。ソロを主軸とした今までとは精度も速度も段違いのOTKデッキ、エイトを用いた第二段を大幅に超えるおうえんデッキ、ロトにより自陣のユニットを守りやすくなったアグロデッキなど。とにかくインフレが進んだ印象です。とりあえず紅蓮を盤面限定にしてソロのレベル3を10コスにしてデビルアーマーのスタッツを下げてピサロとアリーナを...なんかこう...いい感じにナーフしてくれえ!

 

 さて、今回はなんと当ブログにおいて初となる「同じシリーズの続巻」を取り扱う回となります。作品は14歳の6巻。えっ、僕リメとかニューゲームも新刊が出てる?...いや別に未だ読んでないとか読んだはいいがブログにまとめる元気がないンゴとか思ってないですよ?マジで。うん。

そんなことは置いといて(強調)、今巻も素晴らしい出来映えでしたね(謎の上から目線)。登場キャラ数も増えてきましたが、この作品の特徴でもある「章ごとに主人公(劇中の言葉を用いるのならば視点保持者)が変わる」という点がうまくハマっているように思えます。むらさき先生が構築する地の文の巧さも相まって、違和感を感じさせず話の概要がスムーズに伝わってきました。或いは、マリィが言っていたことも案外正鵠を射ているのかもしれませんね。ではそろそろ本編の方へ。

 まずは...新キャラから行きますか。表紙に鎮座するは、銀髪あざとい(?)新ヒロイン、海老名水織!...まあデザインだけはKGニキの配信で既に見ていたのですが。なにかしらの秘密が隠されていそうな銀髪に、強調されているほっそりとした体つき、というかなによりもセーターの裾から除く下半身がエ...エ...エビ型の髪飾りが可愛いですね。うん。そんな彼女ですが、登場したのは中盤からにも関わらず妖しい活躍を見せてくれます。どこから情報を仕入れたのか(少なくとも彩華さん筋では無いのは確か)、突然乃ノ香ちゃんの学校を訪れるや否や不穏な気配を醸し出す邂逅。美術館デート(笑)の時も、悠斗ともども壁を感じさせるような対応を取りこちらまでハラハラしました。しかし読み進めていくうちに、その理由の一端が垣間見えたように思えます。そこには、彼女の彩華さんを慕う気持ち、いや、恋慕にも近い感情があるのではないのでしょうか?最初の方こそ彩華さんを尊敬しているだけかのように見えましたが、過剰とも言えるスキンシップや、他の人と比べて対応に格差がありすぎる点などからそう考えます。果たして彼女の真意は今巻では明かされませんでしたが、ラストからはまたまた不穏な匂いがぷんぷんしますね~。次巻の内容が気になります。あっでも美屋さんとの悶着の後に乃ノ香ちゃんに見せた笑顔は素敵でしたね。心を開ききってないなりの、隙間からこぼれでた笑みという感じが良き。

 

 続いては他ヒロイン...なんですが、思ったことが一つ。今回、負けヒロインムーヴをかましたキャラ多すぎませんか???扉絵ではお色気シーンを賜り、すっかりそのポジションが定着したナスさん。悠斗邸でのハプニングやマンションの誘いをスルーされる悲しみ、帰宅後のSkypeイベントなど。彼女に足りないのは運の良さテキなあれですね。

本性を表した獣はかくも強烈だった、京橋彩華。ストーリー的には乃ノ香ちゃんの師匠役という非常に美味しいポジショニングをゲットするも、その残念すぎるアプローチから悠斗に振り向いてもらえる日は遠ざかるばかり。しかしそれが彼女の魅力なのがもう残念無念また来年って感じ...

既刊ではもっとも新しいヒロインのはずなのに、前巻で終わりとばかりにピックアップが終わった白砂ちゃん。いやていうか出番少なすぎでしょ!その出番、驚異の10ページ弱。完。...まあ次巻に期待しましょう。役回り的にもサポートに回っていたのが痛い。

未だに謎の多いミステリアスレディ、マリィ。イっちゃてる言動とは裏腹に、悠斗へのアプローチはどストレートなため軽くあしらわれる業の深いヒロイン。彼を自宅に呼び込むとこまではいきましたが、あと一歩が足りなかった辺り「もしや無自覚なのか?」という疑念が襲ってきます。たまに小説家としての姿も見せますが、そことのギャップがまた良い...のか?僕の推しであることには変わりないので頑張って欲しいですね。(悠斗の事をなんとも思っていないのならもう破産)

KGニキの作者コメントにもありましたが、こうもキャラが増えてくるとやはり出番の兼ね合いというのが生まれるのでしょうね。お仕事モノというジャンルであるため、随所に業界ネタがちりばめられるのがさらに圧迫を激しくしています(そこも本作の魅力であるため難しい)。そろそろ短編集とか欲しいですね、結構スルーされたイベントもあるのでなおさら。

 

 対して男性陣はしっかりと頑張っています。二色なんかはその最たる例で、終始頼れる年上キャラとしての振る舞いがイケメンでした。師匠と弟子という関係の悲しい未来を演出するため、美屋さんとのあれそれが描かれましたが、これも彩華さんと水織&乃ノ香ちゃんのこれからを彩るスパイスとして機能していました。彼との再開は哀愁を漂わせるものであったものの、更なる活躍が期待できるフラグが立ったと思ったら倒産!?頑張れ二色...

あと永井さんもいい活躍でしたね。着々と強キャラオーラを厚くしていく様子は、さながらスーパーご都合キャ...いやなんでもないッス。マリィの扱いにも手慣れた感があり、悠斗とは歴戦の相棒感があふれでています。ただのいい人だけでは可愛そうなので、スバル須原さんと裏仕事をこなしていくうちにワンチャンあるといいですね(カップリング脳)。

逆に隅田くんはいつかやらかしそうですね~。一生乃ノ香ちゃんにスルーされ続けていく彼のメンタルやいかに。どこかで暴走しないかが心配です。

 夢と仕事と恋の行方は神(作者)のみぞ知る。頼むぜ~両先生!ではまた会う日まで。

 

P.S.何度か弱音を吐いている通り、読んだ・見たはいいがブログに感想をあげられていない作品も増えてきました。ということでTwitterくんの力を借りようかと思います。ブログにはあげていない作品の感想などを、これまた不定期でつぶやく…予定です()もとは趣味垢だったのを流用するだけなので気楽っちゃ気楽ですが。良ければフォローしてみると面白いかもしれませんよ?

*さらに追記:よく考えればTwitterだとネタバレできないじゃん!ということで「はてなブログに投稿しました」botに戻ります...

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